ちょいネタ!
フンボル島から
フンボルトペンギンたちが帰ってきたら、
今度はジェンツーペンギンが
フンボル島へ行く番です。
さあ
外にいってみよう!
本当にね、ジェンツーペンギンは
移動したばかりでも全然動じないわけですよ。
フンボルトペンギンなんて、もうビビりまくりですよ。
さすが、好奇心旺盛で有名なペンギンなだけあります。
さて、毎年のことではありますけれども
今年は初めての方(鳥)がいらっしゃいますね?
ほら
君ですよ、君
今年の6月21日に生まれた君です。
まだ性別不明なので、名前もありません。
おチビ、と呼んでいます。
一応、キョロキョロしたりしていますが…
はじめてのプールでも泳いで、余裕でした◎
すごいね(^^)
【海獣飼育課 おとめ座の飼育員】
つむちゃん(つむぎ)史上No.1のお気に入りおもちゃ、バスケットボール🏀
水中でも口先でポンポンしたり
前肢で叩いたりしていましたが、
陸では、セイウチならではの口の吸引力と前肢を駆使して
壁打ちしたり、ドリブルしたり
ボールの扱いもかなり上達して
セイウチ界屈指のバスケットボールプレイヤーになりました(笑)
遊びすぎて
ボールつぶれちゃいました。
牙でボールを弾ませた時に、穴が開いたらしいです。
現在はバスケットボール2号で遊んでいます。
1号はよく見ると、
黒いラインも消え、
滑り止めのでこぼこも消えてツルツルになっているし
これだけ遊びつくされたらボールも本望でしょう◎
つむちゃんの華麗なボールさばきの動画はこちら
おまけの一枚
いつかのハマって寝ているつむちゃん
【海獣飼育課 おとめ座の飼育員】
5年ぶりに6月21日にふ化したジェンツーペンギン。
父:「ほい」
母:「ボン」
育雛は「ピースケ」と「ボボン」が担当しました。
生後10日目には383g
生後15日目で744g
順調に大きくなり、
こんなほわほわまんまる期を経て
現在こんな感じ。
ジェンツーペンギンはフンボルトペンギンのような
幼鳥模様がないので
ぱっと見ただけだと、どれが幼鳥かわからないのですが
唯一おとなと違うのは
頭のカチューシャ模様が繋がっていないことです。
おとなになるとちゃんと繋がります◎
なんとこの幼鳥は
自分で魚を食べる練習を始めたその日に
もう自分で食べた伝説のペンギンになりました。
「デコピン」も練習開始2日目には、自分で食べられたので
今年の幼鳥たちは、飼育員からすると手のかからないペンギンたちでした(笑)
長いと2週間くらいかかるペンギンもいるので…
この幼鳥は、現在雌雄判定の結果待ちです。
どっちかな~
ちなみに、私の予想はメスです!!!
【海獣飼育課 おとめ座の飼育員】
そういえば…
この幼鳥模様が可愛らしいフンボルトペンギン、
6月に「ヒナ10」という10秒だけヒナをご覧いただけるイベントに
登場していたあのペンギンで、
平均80gでふ化するフンボルトペンギンのなかでは、
61gと、とってもとっても小さく生まれてきたあのペンギンなのですが、
9月に性別がオスと判明して
名前は
「デコピン」に決まりました◎
話題のあのワンちゃん🐶にあやかって付けました。
小さく生まれてきたとは思えないほど
今はふくふくのまんまるペンギンに成長しています。
もし、体重が5050(フィフティーフィフティー)gになる日が来たら
ご報告しますね(笑)
ちなみに、11月22日に測ったときは
4350gでした。
お父さんの「マラドーナ」も結構大きいので
5050gになる素質はあると思います。
あのワンちゃんのように
世界中から愛されるペンギンになろうね!
【海獣飼育課 おとめ座の飼育員】
11月24日に今年度の通常営業が終了しました。
今年度もたくさんご来館いただき、ありがとうございました。
休館に入ると、
12月14日からの冬期営業に向けて
準備で大忙しです!
今日は春からフンボル島へ出張していた6羽のペンギンたちが
海獣公園に帰ってきました◎
レレ(レイ)おかえり~
たけ(たけふさ)おかえり~
チハちゃん(チハル)おかえり~
最後1週間、急遽フンボル島へ出張になったおトワちゃん(トワ)と「かず」もおかえり~
ロコちゃ(ロコ)もおかえり~
結構ちゃんと(?)みんなあだ名つけています(笑)
「デコピン」(奥)とレレとロコちゃ(手前)
何気に初対面だね(^^)
残念ながらみんな元気に再会とはいかず…
「134」番と「ノブナリ」の死をお知らせできていませんでした。
134の死因は胃がんでした。半年くらい緩和ケアをしていました。
ノブナリは死因を調査中ですが、症状が出てから逝ってしまうまでが早かったので
突然のお別れになっていしまいました。
134ありがとう
ノブナリありがとう
最後になりますが、
ワモンアザラシ「ミゾレ」に
たくさんのお花とお手紙と
温かいお言葉をいただきました。
本当にありがとうございました。
【海獣飼育課 おとめ座の飼育員】
9月20日に朝の点検をしていた時のことです
2Fのサンゴ水槽の水が濁っているのを発見しました
おたる水族館の飼育水は、前浜の海水を直接汲んで使っているので
大しけが起きた時に飼育水が濁ってしまうことがあるのですが、
この日は特に海がしけていたわけではありませんでした
なんで濁っているんだろう…?
スタッフが近寄ってみてみると…
ん!? なにやら小さい白い粒々が沢山水中に浮いています
(分かりづらくてスミマセン…)
なんだこれ?と思って出所を探すために水槽を隈なく見ていると
こちらのサンゴ「マンジュウイシ」から白い煙のようなものが出ていたのです!
サンゴから出ている白い煙…まさか!?
慌てて水槽の水を汲み白い粒を顕微鏡で見てみました
40倍ズームですぐにわかりました
「マンジュウイシ」の卵です!!
この水槽でサンゴの卵を観察できたのは初めてです!!
文献などを調べてみると
どうやらサンゴの産卵は満月の前後数日で起きるそうです
はっ!!
そういえば9月17日は「中秋の名月」でしたね!!
↓
当館で飼育しているアザラシやトドも満月の日に出産が重なることがあります
直接月明かりを見たり、水位が上がって陸場が狭くなるのが分かる哺乳類たちはともかく
屋内飼育しているサンゴってどうやって満月を察知しているんでしょうか?
満月による引力とかを察知できているとしたら人間にもできないような能力を持っていることになりますね!(私は偏頭痛で低気圧が分かります)
あらためて生きものたちの凄さを実感しました
【魚類飼育課 にいの】
9月22(日)~23日(祝)に旭山動物園で開催する「あにまる・ハッピー・マーケット2024」に当館も参加します!
北海道産いきもの保全プロジェクトのワークショップで、当館からは「海のいきものぬりえ」を持って行きます。是非みなさんぬりぬりしにお越しください(^_^)/
他には「アザラシのトランクキット」も持って行きますので、アザラシの毛皮(本物)や頭蓋骨(レプリカ)も実際に触ることができます。
もちろん!いきもの保全プロジェクト以外による催しもたくさんです(^^)/
(北海道産いきもの保全プロジェクトでは他にも楽しいワークショップや北海道のいきもの〇×クイズ大会を行う予定です!景品もある予定です(^^))
次の三連休の日月はぜひ旭山動物園へ♪
【魚類飼育課 筋肉飼育員W】
これは最近あった話です
魚類飼育課の飼育員は2週間に一回ぐらいの頻度で
水槽の潜水掃除をしています。
事件現場になったのはこちらの水槽
スズメダイやクマノミの仲間など、熱帯魚を数多く飼育している水槽です
事件当日、いつものようにウエットスーツを着て潜水掃除をしていました。
ガラス面をメラミンスポンジでキレイにしていたその時!!
何者かに結構な力で、お尻を叩かれたのです!!
「痛っ!! え!? なにごと!?」
潜水掃除に集中していた私は、びっくりして振り返りました
水中にいると声が聞こえないので、誰かが私を呼ぶために叩いたのかと思い
水面から周りを見渡しましたが、誰もいません
「え?これは たまにある怖いやつか?」
確かにお尻を叩かれた感触があったので勘違いではありません
動揺しつつも潜水掃除を再開しました
すると 今度は背中に結構な衝撃が!!!
すぐに振り返ったとき、叩いてきた犯人と目が合いました
犯人の正体は なんと…
ハマクマノミでした!!
叩かれたように感じたのは、ハマクマノミの体当たりだったのです
では何故ハマクマノミが私に攻撃してきたのかというと…
卵を守っていたからなんです
写真の左下に見えるオレンジ色のものが全て卵です
ハマクマノミは卵を守るためにイソギンチャクの根元の辺りによく産卵するのですが
掃除のために水槽に入った私のお尻が卵に近づいたことで攻撃してきたのです
凄くないですか!!?
体重が20gぐらいしかない魚が、卵を守るために
3000倍の体重がある人間に攻撃してきたんですよ!
人で例えるなら体重180トンのシロナガスクジラに攻撃するようなものです
びっくりしたし、少し痛い思いもしましたが
何よりも親って凄いなぁと思いました
ちなみに
この水槽にいるルリスズメダイも繁殖期には、ダイバーに攻撃してきます
熱帯魚って北の魚よりも攻撃的な魚が多い気がします
【魚類飼育課 にいの】
本館1階の「旬のおいし槽」で現在展示中のヒメエゾボラ!
(ヒメエゾボラ:通称「青ツブ」のことです(^^)正しい種名は「ヒメエゾボラ」と言います。)
バンドウイルカの出産があった次の日から産卵が始まりました!現在も産卵中です!
↓8月19日の様子。
この黄色のタワーみたいのものが卵なんですが、これは卵の塊(かたまり)で「卵隗(らんかい)」と言います。
ですので、1つの卵自体はこんな形です。
(産卵したての頃、なぜか卵の二個だけ水槽内にありました。)
先輩から「ツブの産卵は数日間続く」と聞いていたのですが、このツブのお母さんは先月19日から現在の9月4日まで、同じ場所で産卵し続けています。
↓8月30日の様子。
↓9月4日の様子。
そしてなんとツブの卵は面白い生態、性質を持っています!!!
ツブのお母さんがいつ産み終わるのか、そしていつこの卵は孵化するのか・・・。
担当飼育員もツブの産卵や卵を見るのは初めてなので、これからドキドキしながら見守っていこうと思います!
(孵化した姿はまさにミニツブらしい・・・!見たい・・・!)
ヒメエゾボラの旬は、暦通りだと7~8月なのですが、
卵の環境を変えたくないので9月も本館1階「旬のおいし槽」で展示しています。
もちろん卵も見えますよ~~~~~~~!!
因みに・・・
ヒメエゾボラの隣にはウバガイ(ホッキ)も展示しています。
二枚貝のウバガイと巻貝のヒメエゾボラの比較展示も今なら楽しめます。笑
(実はアワビも巻貝なんですよ~~~)
【魚類飼育課 筋肉飼育員W】
飼育係の自由研究➀
夏休みといえば「自由研究」ですよね!
なんか最近は、やらなくても良い学校が増えているという噂もありますが…
今回は、動物たちのエサ用に「もちきび」というトウモロコシの仲間をもらいましたので
色々な動物にあげてみた結果をお伝えします
これが「もちきび」です!
黒!? こんな品種があるんですね…
めっちゃ甘くて良い匂いがするので1口齧ろうかとも思いましたが
動物たちのために ぐっと我慢しました
早速、雑食性のハギたちがいる水槽に入れてみました
普段は白菜やキャベツを吊るしているのですが、もちきびの反応はどうでしょうか…
お!食べるか!?
食わへんのかーい
この後、1時間ぐらい放置していましたが全く食べませんでした…
ハギの仲間はトウモロコシを食べないのかもしれませんね
気を取り直して普段色々な野菜を給餌しているウニの水槽に入れてみました
どうかな~
おお!!めっちゃ好評のようです!
入れたらすぐに集まって来てむしゃむしゃ食べ始めました!
やっぱりウニは野菜好きだな~
と思っていた矢先…
ヒトデもトウモロコシ食べてる!??!?
え!!!ヒトデってトウモロコシ食べるの!!??
普段は全然キャベツや白菜などの野菜に見向きもしないのに…なんでだろう…
魚たちの反応は残念でしたが、ウニやヒトデが食べてくれてよかったです!
ちなみに…
ウニのうんこは、食べるものによって色が変わるので
もちきび食後のうんこは黒と白でした~
【魚類飼育課 にいの】