ちょいネタ!
本日、夕方に
アゴヒゲアザラシの採血を行いました。
水を抜いたプールでは
何かを察知したアザラシたちが
嫌そうな顔をしたあとに
みんなして目を合わせないようにしていました(笑)
飼育員たちを
ちらっと見ては
目が合わないように視線を移します。
「いやだよ。やらないよ。知らないよ。」
という感じです。
採血は後肢の血管から行います。
無事に終わりました。
よく頑張りました。
「パオパオ」の左前肢の中指の爪が
なぜか昔からとても長くて
チャームポイントのように思っていたのですが、
5月の時点で短くなっていて
寂しい思いをしました。
しかし!
本日確認したら!
また長くなっていました!
不思議です。
【海獣飼育課 濵】
ここ数日、おたる水族館の飼育員は
漁師さんの船に乗せていただき、
一緒に漁へ行き
採れた魚をいただく「乗船採集」に行っています。
狙いは
「海のパノラマ回遊水槽」の
サバです。
漁の朝は早いです。
やっと太陽が見え始めたころに出港!
眠い目をこすりながらも
美しい朝焼けにちょっと感動。
今日は初の乗船採集の飼育員が!
イルカスタジアムの紅一点
鈴木飼育員です。
漁師さんたちはいつも和やかで
「和気あいあい」としているのですが、
今日はいつもの1.3倍は「和気あいあい」
していたような・・・・
鈴木飼育員は一生懸命
漁師さんたちと一緒に網を引っ張っていました。
海水温よりも気温が低い時に発生する
「気嵐(けあらし)」が出るくらい寒い中でしたが
初乗船採集、お疲れ様でした!
採集できた生きものは
サバだけでなく
フクラギ(小ぶりなブリ)
や
ガザミがあり
「旬コーナー」や
「北と南にすむ魚たち⑥水槽」でも
展示しています!
乗船採集はもう少し続きます。
【魚類飼育課 高橋】
「麦まる」です。
最近、お父さんの「ソユン」に
顔がとても似てきました。
目がちょっと離れているところが
似ているなー、と思います。
「ソユン」です。
同じトドロックで撮った写真ですが、
ソユンはやっぱり大きいですねー!
麦まるもいつか
こんな大きなトドになるのでしょうか。
きっと、なります。
何故なら
ソユンもこんなに小さかったのだから(^^)
【海獣飼育課 濵】
この季節がやってきましたね。
ジェンツーペンギンの外展示です!
一番高いところにいるのは
今年生まれの「せい」
昨年も0歳だった「ゆき」「ピースケ」が
よく高いところに立っていました。
こどもは高いところを好むのでしょうか。
いい顔しますねー!
とても気持ち良さそうです。
やはり寒いのは気持ちがいいことなのですね、
ジェンツーペンギンたちは。
フンボルトペンギンたちも一緒に外に出ていますが、
中のプールに集まっています。
やはり、もう寒いのかもしれませんね。
長い冬が始まります。
そろそろ雪も降りだしますよー!
【海獣飼育課 濵】
11月8日はその語呂から
「いい歯の日」だそうです。
動物達の口の中を見てみましょう!
まずはイルカ。
とがった歯がきれいに並んでいます。
続いてオタリア。
こちらもとがっています。歯は黒いですが虫歯ではありません。
歯を大切に!!
【海獣飼育課 大野木】
11月4日にマツモムシと一緒に居たと思われる
「ヒメゲンゴロウ」を上司が発見し、写真に
おさめることができました。↓
中央のコケ部分に黒く見えているのが
「ヒメゲンゴロウ」です。
そして、観察していたところ底の方へ
潜水!石の中に紛れていきました。
酸素を蓄えているのがわかります。
ちょっとぼやけていますが気泡が見えます。
このあと、5分たっても動かず・・・。
時間に余裕のある方はぜひ、じっくり
観察してみてください!
【魚類飼育課 折笠】
朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたね。
水族館の周りの山々も紅葉が進み冬の気配が
見え隠れしてきている今日この頃。
朝、わくわく水槽を本日は時間をかけてチェック。
ん~、今日も何も見つからないなぁ~。
残念。と担当の作業をしていたところ、
館長がやってきて
「わくわく水槽にヒメゲンゴロウと
マツモムシがいたよぉ~」
なぬ?一時間半前にチェックしたんだぞ!?
と思いながら、再びチェックをしに・・・。
いた!(くっそぉ~。心の声)
何処にいるか分かりますか?黄色い丸の中です。
拡大!
細く伸びた後ろあしが見えるでしょ?
「マツモムシ」です。
かなり上手にコケの中に紛れていて
私はみつけられませんでした。
そして、館長のみつけた
「ヒメゲンゴロウ」は・・・。
行方知れず・・・。
真剣に水槽を見ていて鼻先をガラス面に
ぶつける始末・・・。
みなさんもガラス面には気を付けて
探してみてください。
【魚類飼育課 折笠】
昨日(11月3日)
寿都町の漁師さんから魚をいただきました。
それがこちら
70㎝くらいのオオクチイシナギです。
九州以北、北太平洋に分布し水深400~600mに生息する魚で
漁師さんいわく「こんなサイズは本当に久しぶりだよ」
との事でした。
大きくなると2mを超えるといわれていて
飼育が楽しみな魚です。
いただく時に
私「やんちゃな顔してますね。」
漁師さん
「でもコイツ大人しいんですよ。
我々は『おうよう』って呼んでるくらいですもん。」
私「え?」
漁師さん
「おっとりしてたり、ゆっくりしている人のこと
『おうよう』って言うでしょ?」
私「はじめて知りました・・・」
というようなやりとりがありました。
調べてみると・・・・
鷹揚(おうよう)
鷹が大空をゆうゆうと飛ぶさまから、ゆったりと振る舞うことや、
余裕があって小さなことにこだわらない。
という意味なのですね。
東北以北ではオオクチイシナギのことを
「おおよ」「およ」「おうよ」
などと呼んでいるようです。
勉強になりました。
でもやんちゃな顔をしてると思いませんか?
昔はもっとオオクチイシナギが採れていて、
釣りもしていたそうです。
漁師さん
「まずガヤ(エゾメバル)を釣って、
ガヤをそのまま餌にして『おうよう』を釣るんです。」
ガヤ(エゾメバル)は20~30㎝くらいの魚です。
それをそのまま餌にして釣るのですから、
名前の通りの「大きな口(オオクチ)」ですね。
そんなオオクチイシナギは
本館1階「オホーツク海・ベーリング海」水槽で展示しています。
オオクチイシナギは鷹揚に飼育しようと思います。
【魚類飼育課 高橋】
今年の春からトドプールに
設置している「トドロック」
誰もなかなか登ってくれず、
ずっと寂しく置かれていました。
しかし!
最近、ようやく
トドたちがトドロックの良さに気づいたようです!
頂上が「豆」
手前が「麦まる」
奥で顔がひょこっと出ているのが「麦」
下の方には「ハル」と「もぐ」もいますね。
もともと自然界でも岩場を登って、そこで休んだりしますから
トド本来の行動をご覧いただけるトドロックなのです。
設置した当初は「ソユン」が登っていましたが、
ソユンは魚を食べまくって他のトドたちが食べられなくなってしまい
隣のプールに移ってもらっています。
ソユンが移ってから
一番最初にトドロックに登ったのは
今年生まれのもぐでした。
そこから、麦まるや小麦も登るようになって・・・
やっと、先ほどの写真のようになったのです。
頂上までくるとかなり近いです。
取り損ねた魚を追いかけて降りた豆のあとには
小麦が上がってきました。
頂上にいるトドたちに魚をたくさんあげていただきますと
トドたちもここに登ったらいっぱい魚もらえるー!とわかって
登ってくるようになります。
(海獣公園ではトド用の魚を販売していて、お客様もあげることができます)
トドたちには
是非、トドロックを有効に活用してもらいたいです。
おまけの一枚
今朝の「ぽくちゃん」ですが、
お腹に爪痕が!
おそらく糞のついた足で誰かに蹴られたか
引っかかれたかしたんだと思いますが、
もうハロウィン終わったよ・・・と思いました。
(ぽくちゃんはとくに怪我はしていませんでしたのでご安心を)
【海獣飼育課 濵】
お待たせしました。
「ぽくちゃん」です。
「ぽくちゃん」です。
「ぽくちゃん」です。
雌雄判定の結果が出ました。
♀でした。
『もし、♀だったらさ
「ぽくちゃん」にすればいいしょ!』
飼育員たちは冗談で話していたわけです。
結果は♀でした。
「ぼくちゃん」で用意していた名前のバンドも
「ぽくちゃん」に直しました。
晴れて(仮)は取れましたが、
「ぽくちゃん」です!
よろしくお願いします!
【海獣飼育課 濵】