ちょいネタ!
4/20にふ化したフンボルトペンギン、
本日の体重です!
181gでした◎
順調です。
今日のお世話係は「ハルキ」さんでした。
ヒナを取り上げる時にものすごい怒られました。
ヒナを取り上げる時は
全然怒らないペアもいるのですが
ハルキさんとぽくちゃんは
結構激しく怒るタイプ(そのほうが自然)で
毎回大変です(笑)
ヒナは今日もお腹がパンパンでした(^^)
順調なヒナの成長とは反対に
悲しいお知らせもしなければなりません。
当館最高齢36歳の「62」番が昨日死亡しました。
死因は現在調査中なのですが、
長年活躍してくれた62番とのお別れは非常にさみしいです。
今まで62番に会いに来てくださった皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
寿命が20~25年といわれている中で36歳はとっても長生きです。
これからのおたる水族館で生きていくペンギンたちの飼育に
62番の36年間を活かしていきたいと思います。
【海獣飼育課 濵】
4/20にふ化したフンボルトペンギンのヒナです。
生後10日目の本日の体重は159gでした◎
昨日から48gも増えていました!
1日しか経っていないのに
見た目で大きくなっているのがわかります。
そして、本日
開眼しましたー!
うっすら目が開いています(^^)
本日のお世話係は「ぽくちゃん」でしたが
いっぱい食べさせてもらっていたので安心安心◎
あげる側のぽくちゃんも
もらう側のヒナも
お互いに上手になってくると
体重の増え方が格段に上がります。
もう大丈夫そうです(^^)
【海獣飼育課 濵】
先日、他部署の先輩と室蘭出張に行ってきました!
出張の目的は室蘭水族館さんとの生物交換!
水族館では生きものを入手する方法として、
業者さんから生きものを購入する以外にも他の水族館さんとの生物交換もあります(^^)/
出張当日朝8:30、生きものの入った1t水槽を荷台に積んだトラックで室蘭に向けて出発!
この日は雨であいにくの天気でしたが、運ぶ生きものが冷たい海の生きものなので、
移動中に水槽の水温が上がらず好都合です♪
高速道路の途中のパーキングエリアで停まって生きものの様子を確認しながらお昼前に室蘭に到着。
そして、お昼ご飯を食べた後、お昼ご飯を食べたお店の前の湾に鳥の群れがいたので見に行ってみました。
運転中に見えていた時はその色合いからキンクロハジロという鳥の群れかと思いましたが、近づいてよく見るとキンクロハジロに特徴的な冠羽(頭の飾り羽)がありません。
そして非常に良く潜る!!!
撮影時ブログで書こうと思っておらず、良い写真と動画がなく申し訳ないのですが、雌雄関係なくよく潜り、しばらくすると浮上してきます。
少し観察しているだけで、群れの一塊が忽然と消えたかのようにみんな潜ります。
そして少し経つと、突拍子もないところから、ぴょんっ!と水面から出てきます。
まるでお風呂で幼児が遊ぶ玩具(水中に沈めると、浮力で一気に水中から飛び出てくるアレ)のようで、見ていてとてもかわいかったです。
そんなかわいい群れの正体は、キンクロハジロではなく「スズガモ」でした(地味な色の方がメスです)。
かわいい出会いを経て、室蘭水族館さんへ行き、生物交換して17時頃におたる水族館に無事に帰って来ました。
出張本来の目的以外にもいろんな発見、出会いがあってとても実りある出張でした♪♪
↑生物交換で室蘭水族館さんからいただいた一つに小さなサメガレイたちがいます。
本館1階のニシンのいる水槽に仲間入りしたので、ご来館の際は是非探してみてください(^^)
【魚類飼育課 渡邊】
ついに
念願の
ヒナが生まれました。
ちょっと今回は長くなります。
話したいことが多すぎて…
まずは、写真を
4/20 ふ化当日
4/21 生後2日目
4/22 生後3日目
4/23 生後4日目
4/24 生後5日目
4/25 生後6日目
4/26 生後7日目
4/27 生後8日目
4/28 本日生後9日目
ちゃんと成長しています。
ふ化した時の体重は平均70~80gなので
61gはかなり小さいです。
冒頭に戻って
何がついに、念願なのかというと…
現在、当館でのフンボルトペンギンの繁殖は
血統の偏りを防ぐためにペアを制限して行っています。
今いる個体の中で
仔を残すことができるペアは2ペアしかいません。
そのうちの1ペアである
「マラドーナ」×「247」番の繁殖は
4年前から始まりました。
毎年、産卵もあって
有精卵率は100%!!!
とっても相性の良いペアなのですが、
ふ化する前に死んでしまったり
ふ化しても先天性の疾患があってすぐ死んでしまったり
ヒナのサイズが小さいのも悩みの種ですが、
これは247の体質的な部分が大きく
こちらとしては成す術がない、というのが現状でした。
そういった色々なことがあって
過去3年間、仔を残すことができませんでした。
そして、今回も有精卵率100%は維持。
なんとか無事にふ化を願っていました。
4/20無事ふ化してくれた喜びもありましたが
またサイズが小さいということでのトラウマや
体重が減ってしまっている3日目までの間
もう全然安心できない!!!
4日目にやっと体重が増えて
あー、これでもう大丈夫だ。と
なんとなく、勘ですけど。
その後は毎日ちょっとずつ増え続けて
やっと公表できるー!!!と嬉しさがこみ上げてきました。
フンボルトペンギンは1回の繁殖で2卵産みます。
今回も2卵生まれていて
1卵目は托卵といって、他のペアに育ててもらうことにしました。
他の仔を残せないペアも産卵後は擬卵を使って、
抱卵をしていたのでタイミングの良いペアに預けました。
抱卵が安定しないペアもいます。
卵を巣に置いて2羽ともプールで魚を食べに行ってしまったり
その間に卵が冷めて、途中で死んでしまうこともあるので
抱卵が安定しているペアで今回はちょっと変則的で
「ビー」×「エル」
「ベッカム」×「234」番
「ハルキ」×「ぽくちゃん」の順番で
抱卵をしてもらっていました。
今回のヒナの母である247番と
同じタイミングで「ニナ」も産卵していたので
本当は「一休」×ニナのペアに托卵しようと思っていたのですが
抱卵が安定しなかったので
ふ化前日くらいに入れ替えて、子育てはやってもらおうと思っていました。
そしたら、なんと
ふ化予定日前日に
ぽくちゃんたちのところでふ化しちゃったんです(笑)
そのままハルキさんとぽくちゃんにやってもらうしかなくなりました。
初めての子育てで大丈夫かな?と思ったのですが
誰にでも初めては来ますから。
予定より早く初めてが来ちゃっただけです。
今のところ、ぽくちゃんよりハルキさんのほうが
ヒナへの給餌は上手です!
ハルキさんが給餌をした後はヒナのお腹がパンパンになっていたので、
上手くヒナにあげられている証拠ですね◎
ぽくちゃんと交代しながら順調に子育てできていますし、
ヒナも育っています。
ハルキさんたちも擬卵を使った抱卵の練習はしていましたが、
子育ては練習ができないので今回の経験は
おたる水族館のフンボルトペンギンたちの
未来に向けて、とても価値のあることだと思います。
さて、生みの親であるマラドーナたちが温めている2卵目は
残念ながら、ふ化することはできませんでした。
抱卵は安定していたので、とても残念です。
また、次の繁殖で子育てまでできることを願っています。
まずはマラドーナたちの仔が残せてよかったです。
おめでとう!
まだ、ふ化して9日ですが
無事に成長して皆さんにも姿を見せられる日が待ち遠しいです♪
生みの親であるマラドーナ、247番
卵を温めてくれたビー、エル、ベッカム、234、ハルキ、ぽくちゃん
8羽のペンギンたちが繋いできた命です。
これからも巣立ちまで子育てをするハルキさんたちの応援もお願いします!
【海獣飼育課 濵】
大体こういうのって
写真だと伝わらないんですよね…と思いながら
換毛(毛の抜け替わり)がほぼ終わりの
ワモンアザラシ「ルル」(1枚目)と「ピセ」
新しい毛は綺麗な銀色で
すごい光って見えるのです!
ルル
ピセ
後肢ピーーンってしているルル
後肢ぎゅってしているピセ
ルル
ピセ
まだ少し古い毛が残っているので
午前中は陸場で寝ていることが多いです。
一方、隣のプールの「ミゾレ」氏は
まだ換毛の気配はありません。
【海獣飼育課 濵】
最近、結構フンボルトペンギンたちも
しゃっけープールの岩に登っている印象があります。
今朝はブーちゃん(ブ太郎)が一番上に立っていましたね。
海を眺める背中がなかなか格好いいですよ。
ブルブルしたり
こちら側を向いても格好いいですよ。
そんな感じでブーちゃんを見ていたら
ベっちゃん(ベッカム)参上。
「ちゃん」付けがち(笑)
格好いいですね。
今日のペンギンショーでの出来事なのですが、
すごいマニアックな話をしますと、
ブーちゃんが滑り台をやったり
「リティ」さんが高い飛び込み台から飛び込んだり
初めてが2つもあってちょっとびっくり!
この前は「206」が初めて滑り台の階段を登ってきたりもして
(途中で降りていったので滑り台はやっていない)
最近、ペンギンたちの行動に多様性が…!!!
素晴らしいことです(^^)
【海獣飼育課 濵】
みなさん、シーグラスってご存じですか!?!?!?
シーグラスとは、ガラスの破片が波で角が取れてにごりガラスのようになったものです。
私は北海道で35年間生きてきて、シーグラスのことを全く知りませんでした!!
私がシーグラスを知ったきっかけは、今年に入って他部署の先輩飼育員の方からその存在を教えてもらったことがきっかけです。
今はハンドメイドが普及しているので、シーグラスで作品やアートを作ってインターネットやハンドメイド展で売られているようで驚きました。
さて、そんなシーグラス・・・。
なんと先日、本館1階の旬コーナーで展示生物入れ換えのために新しく水槽を準備していたところ・・・水槽の底に敷く砂の中からシーグラスが出てきました!!
今年に入って知ったシーグラスと仕事中に出会えるなんて、なんと運命的な!!!!!
(感激、感動のあまり水族館のX(旧Twitter)にもアップしてしまいましたし、このブログに初挑戦するきっかけにもなってしまいました。)
この運命的な出会いを秘密にしておくのももったいなく、何より飼育員の仕事の一つは自然とお客様の架け橋になることです。
ので、運命的な出会いを果たしたシーグラスはそのまま展示することにしました◎
本館1階の旬コーナーの稚ウニの水槽内に入っていますので、水族館にお越しの際は是非ご覧ください♪♪
【魚類飼育課 渡邊】
4月1日は4ヶ月前に大阪府の海遊館さんからやってきた
ワモンアザラシ「ミゾレ」、3歳の誕生日でした◎
浮きのおもちゃをプレゼントするということで
当日に来館された皆様にメッセージを書いていただきまして
こんなにびっしりと
カラフルなプレゼントが完成しました!
ミゾレ氏に渡した時は
普段経験したことのないくらいのたくさんのお客様を前に
「ミゾレ氏緊張モード」が発動して
プールの底をぐるぐる泳ぎまわり、浮上回数も減って
おもちゃどころではなさそうだったのですが
誕生日イベント後、
落ち着くと思ったよりおもちゃに興味を持って遊んでいたようです(^^)
本日もプレゼントをプールに入れまして
遊んでいるところを撮影しようと夕方行ってみると…
なんか遠いですねえ。
お!遊ぶか?
遊んだら?
近づくときもあるけど…みたいな(笑)
なかなか欲しいショットは撮れません。
あ、ちょっと
呼んではいないです。
おもちゃで遊んでいるところ撮らせてほしいんですけど。
違うの?と
プールに戻っていきました。
すると!
飼育員の思いが通じたのでしょうか!
それそれ!!!
そういうのを撮りたかったんですよ!!!
ありがとうございますー!!!
吻先で浮きをちょっと押すミゾレ氏です。
一瞬でしたが、一応遊んでいましたよ感のある一枚が
撮れたのでOKです◎
今後も日替わりで今回のプレゼントもプールに入れます。
今のところ、ミゾレ氏の反応が良さそうなのは
黄色いトレイと今回の浮きです。
改めて
3歳おめでとう!
これからもどうか健やかに!
【海獣飼育課 濵】
ワモンアザラシ「ピセ」
換毛(毛の抜け替わり)に入りました。
朝は陸場で乾いていることが増えました。
おはよう~
すごい首が埋まっています。
まだいるのね
って感じです。
ちらっと見られたりもしました。
前肢がちょっと見えるのもかわいいポイントです(^^)
「ルル」が
まだ寝ているねって感じでこちらを見てきました。
ね。って感じです。
ルルの換毛はまだみたいです。
お客様側から見ると
こんな感じで顔は見えませんでしたが
時々、見てくれます(笑)
【海獣飼育課 濵】
海獣公園アザラシプールのこの通路を
行き止まりまでいったところの下に
ひっそりと
角にぴったり顔がはまっています。
ジロッ
顔こわいよーーー。
見なかったことにしたほうがいい?
見つけちゃダメだった?
なんかごめんね?
首も埋まってまんまる。
ひっそり、ぴったり寝ていたのは
ゴマフアザラシの「モモコ」
私もひっそり、こっそり退散。
おまけの一枚
岩の上でお寿司になる「オショロ」さん
【海獣飼育課 濵】