ちょいネタ!
アザラシ出産プールにて
公開中の今年生まれのゴマフアザラシたち。
(昨年生まれのモモたろうも一緒にいます)
先日まで、ワカナは
個別に魚を食べる練習をしていたのですが
出産プールに戻ってきています。
ワカナです。
おたる水族館HPにて
お知らせしておりますが・・・
性別が♀だとご報告していたワカナが
実は♂だったという・・・。
大変お恥ずかしい話です。
飼育員たちは全然笑えないのですが
どうぞ笑ってくださいませ。
そんなワカナくんですが
無事に魚も食べられるようになり、
お客様にたくさん魚をもらうべく
こんなうるうるおめめで訴える技を
覚えたようです。
「もさお」は背泳ぎがブームのようです。
最近困っているのは
好き嫌いをすることです。
練習の時には
色々な魚を食べられるようになっていたはずなのに・・・
また、後日
特訓が必要なようです。
【海獣飼育課 濱夏樹】
フンボルトペンギンは
相互羽繕いといって
くちばしを使って
ペアでお互いの羽繕いをしてあげるのが
愛情表現のひとつです。
本日もそんな光景が見られました。
平次(♂)とかず(♀)
141(♂)は胸元を羽繕いしている176(♀)の背中を
ビー(♂)とエル(♀)
だいぶ長いこと羽繕いしあっていました。
ちなみに、これはペンギンがすべて
やるわけではなく
しない種類もいるんです。
おたる水族館でもう一種類飼育している
ジェンツーペンギンは
相互羽繕いをしません。
ジェンツーペンギンのよく見かける愛情表現は
お互い「はぁぁぁぁ」と言いながら
お辞儀をすることです。
これはフンボルトペンギンはやりません。
それぞれの違いがたくさんあって
おもしろいです!
【海獣飼育課 濵夏樹】
おたる水族館のアザラシたちは
換毛(毛の生え変わり)が終わって
一年で最も綺麗な毛並みに
なっている個体が多くなりました。
晴れた日の朝に最近よく見かける光景。
今年生まれの「もさお」のお母さん
「モンコ」です。
この岩の上がお気に入りのようです。
鼻の周りだけ濡れていますが
みて下さい、この毛並み。
乾くと真っ白で
見るからにふわっふわ!
でも、触ってみると
意外と硬い毛質なんですよ。
先輩いわく
「上質なたわし」らしいです(笑)
ちなみに・・・
おたる水族館にたくさんいるアザラシの中で
「モンコ」を見つけるコツは
狐のようなつり目で
「あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」と鳴いている
アザラシがいたら、
それが「モンコ」です。
鳴いているときの顔は笑っているように見えて
とってもチャーミングですよ♪
「あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(^^)」
【海獣飼育課 濵夏樹】
以前にもお知らせした
フンボルトペンギンの繁殖について
左・170番♀、右・134番♂
20年以上連れ添う高齢夫婦です。
15年ぶりの繁殖ということもあり
1卵目は破卵(卵が割れてしまうこと)してしまっていました。
お腹の下で温めている時に
体重をかけ過ぎてしまったのか、
交代する時に間違って踏んでしまったのか
非常に残念でした。
そして、先日
2卵目の検卵を行ったのですが
無精卵・・・ぽいということで
今年はフンボルトペンギンの雛は
見られないのか、と肩を落としてしまったのですが
本日、再検査を行ったところ
なんと
有精卵でしたー!
やったー!
あとは、上手に抱卵してくれれば
きっと無事に孵化してくれることでしょう。
ジェンツーペンギンの雛はあと10日程で
孵化予定です。
こちらもたのしみー!
それから、本日お昼頃
トド岩付近で
カマイルカの群れを確認しました。
一応写真に収めました・・・
右端に特徴的な背ビレが。
【海獣飼育課 濵夏樹】
今年も「わくわく水槽」を開始しました。
(イルカスタジアム下側の水槽)
5/26に生きものを発見したのでご報告!です。
水槽内を見て、何かいないかなぁ~…。
あっ!
いました、いました(管の横にいるんです…)
蚊の幼虫です。
観察しているとクネクネと体全体を動かして
水中を移動していました。
昨年は3匹が並んでいるところを撮影しましたが
先ほどの写真撮影時には1匹しかみつけられませんでした。
これから色んな生き物が増えてくると思いますので
みなさんも探してみてください。
【魚類飼育課 折笠】
先日、ご紹介した
セイウチ「しずく」のお父さんだいすき話。
ちらっとこちらを見る「しずく」
相変わらずお父さん追っかけ隊です。
「ウチオ」が仰向けで泳げば
しずくも仰向けで泳ぎます(笑)
微笑ましい限りですね!
こちらアゴヒゲアザラシの「パオパオ」
乾くとヒゲがくるくるになります。
前肢の丸っこい感じがいいですねー。
「?!?!?!」
私は気づいてしまいました。
パオパオの左前肢の中指の爪が
普通の長さになっていることに。
パオパオといえば
何故か左前肢の爪だけ異常に長いのが特徴でした。
私が知る限り、5年前からずっとそうでした。
爪の長さは揃っていたほうが
きっとパオパオは生活しやすくなったのでしょうけど
なんだか寂しい気持ちが・・・(笑)
【海獣飼育課 濵夏樹】
現在、抱卵中のジェンツーペンギンたち
今年の卵は全部で4つありました。
産卵から10日で検卵といって
有精卵か無精卵か検査を行います。
本日で4つすべての検卵が終了したのですが
今年の有精卵は1つでした。
おたる水族館では
4年前から毎年、雛が誕生しています。
今年は何羽誕生するかなー、
なんて思ったりしてしまいがちですが
命の誕生というのはそんなに甘い話ではありません。
むしろ、生まれることが当たり前のわけがないんですね。
今年の有精卵はダディ・なつペアの卵です。
ちなみにダディは今年年齢が28歳。
国内で繁殖実績のある
ジェンツーペンギンの最高齢記録を更新中です!
さて、卵が無精卵だったらと
どうするのかというと
「擬卵」といって
偽物の卵を抱いてもらいます。
無精卵をそのまま抱いていると腐ってしまうのです。
無精卵の底に穴をあけて
中身を取り除き、シリコンを詰めたものです。
なぜ、無精卵を取り上げておしまいに
しないのかというと
それがストレスになってしまうからです。
そして、抱卵をしっかり経験しておくことも
次に繋げるためにはとても重要なことです。
産卵から約36日で孵化するといわれています。
今年も1羽無事に孵化してくれるといいです。
【海獣飼育課 濵夏樹】
今年もこの季節がやってきました!
小樽で解禁になった
おいしい海の幸
まずは
4月25日解禁の
シャコ
シャコは春と秋の2回
漁が解禁されます。
春のシャコは卵が熟していて
とても美味しいのです。
シャコ漁は6月20日までです。
そして
本日、
5月15日解禁の
ウニ漁
北海道では「ガンゼ」とも呼ばれる
エゾバウンウニ
と
北海道では「ノナ」とも呼ばれる
キタムラサキウニ
です。
ところでウニといえば
うに丼!
うに丼は
爽やかな季節に食べるイメージ
ではありませんか?
ウニの漁期は
8月末までですので
5~8月に流通します。
実際に
爽やかな季節に食べているんですよ。
そういえばウニの展示では
毎年恒例のディスプレイ
「折うに」用の
折!
今年も設置しています。
ウニたちは
「もしかして食われちまうのか?」
と
ディスプレイの折を見ながら
思っているかもしれませんね。
もちろん
水族館に搬入したウニは
食べませんのであしからず・・・
食べることはできませんが、
見るのは
本館1階「旬のおいし槽」です!
【魚類飼育課 高橋】
現在、ジェンツーペンギンは
繁殖シーズンを迎えていて
それぞれ巣の中で
大切に卵を温めているところです。
そして、フンボルトペンギンも!
「170」番は今年25歳になる♀のペンギンです。
旦那さんの「134」番とは20年以上一緒にいます。
この夫婦は今までに3回の子育て経験があります。
ちらっと卵が見えています。
おたる水族館のフンボルトペンギンの繁殖は
5年ぶりとなります。
今年の夏は
ジェンツーペンギンと
フンボルトペンギンの両方で
雛が誕生してくれれば・・・!
まずは生まれた卵が
有精卵であることを祈るのみ!
【海獣飼育課 濵夏樹】
最近
「神奈川県の海岸で猛毒のクラゲの仲間
カツオノエボシが大量に打ち上げられている」
とのニュースが
テレビや新聞でとり上げられていますね。
それを見ていて
「そういえばカツオノエボシの標本があったなぁ・・」
と思い出し、展示をしました。
少々古い標本ですので色が抜けて白くなっていますが
本来は薄い水色です。
カツオノエボシは
気泡帯(袋状の部分)で海面に浮き、
風に乗って移動します。
今年は南風が強いので
この時期に神奈川県の海岸に流れ着いたのではないか?
と考えられているようです。
北海道まで流れてくる可能性は低い
と思いますが、
北海道の方にもご覧いただくことで
少しでもご注意いただければと考えています。
展示場所は「本館2階 さわってEzone」
ですが、
「さわるのNG」ですよ。
また、
もし海岸で見かけても絶対に触れないでください!
カツオノエボシは死んでいても毒は有効ですし、
乾いても毒は消えません。
【魚類飼育課 高橋】