ちょいネタ!

3日間3頭一緒に生活してもらったのですが、
ピセは割とすぐフブキくんに慣れて
一定の距離さえ保っていれば普段通りに生活できていました。
ただルルはフブキくんがどうしても嫌だったようで…
知らないアザラシと一緒に食べたくない!と
魚を食べなくなってしまったんですね。
しょうがないので
4日目には再びオスとメスでプールを分けました。
すると、ルルは食べるようになったのですが
今度はフブキくんが食べなくなってしまい…
発情期は摂餌が不安定にはなるんですけど、
おたる水族館に来たばかりということもあって心配になります。
発情期真っ盛りのフブキくん。
メスを求めてイライラしています。
イライラ
イライラ
イライラ
前脚でガラス面をカリカリして暴れています。
メスを連れてこいと言われてるような気持ちになります。
すごい怒っているみたいに見えますね(笑)
そんなフブキくんは
メスと分かれてから3日目にやっと魚を食べ始めました。
そして魚を食べるよりも
熱心にやろうとしていることがあり、
まず、じっとこちらを見つめています。
そしてじわじわ近づいてくるんですね。
急に陸場に上陸してきて
扉から出て行こうとします。
飼育員は急いで扉を閉めます。
どうやら、扉から出ていけば
メスがいると思っているらしく
脱走を企てているようなのです(笑)
海遊館の担当の方に聞いてみたところ、
むこうでも発情期にメスを分けた時には
扉から出てメスを探しに行こうとする行動が頻繁に見られていたようで(笑)
なるほど、これが発情期のフブキくんなのか、と思った次第です◎
メスたちは発情も終わり、換毛(毛の抜け換わり)に入りました。
しばらく陸で寝ていることが多くなりそうです。
おまけの一枚
ピセのドアップ写真です!
【海獣飼育課 濵】
3月14日に大阪府にある海遊館から
ブリーディングローン(繁殖目的の貸し借り)で
ワモンアザラシの「フブキ」くんをお迎えしました◎
飛行機から出てきたフブキくんの
第一印象は
「発情臭すごっ!」です。
トドやアザラシのオスは発情期になると
体臭が変わるのです。
おたる水族館についてから2日間は
魚も食べず心配したのですが、
3日目に摂餌を確認できたのと
おたる水族館のメスたち「ルル」と「ピセ」の
発情期にも間に合うかもしれない!ということで
一度一緒にしたのですが、
やはりメスたちの発情期には間に合わなかったらしく…
さらに知らないアザラシが突如現れたこともあり、
まずはルルがこの表情。
めちゃくちゃ面白いです。
え。なんかいるんですけど。え。
みたい顔でこちらに訴えかけてきました(笑)
フブキくんとは目を合わさないようにしています(笑)
続いて、ピセとは水中で初対面したのですが
発情真っ盛りのフブキくんに追いかけられて
ピセ(下)が見たことのない速さで
フブキくん(上)に連続パンチをしています。
フブキくんは顔だけ避けながらピセを抑えようとしていました。
ただ、この初対面がフブキくんは大変ショックだったようで
これ以降はメスたちと一定の距離を保ちながら
しょんぼり浮いていることが多かったです。
後編に続く…
【海獣飼育課 濵】
本日午前10時すぎのアザラシショープール。
いつもならとっくに
控えのプールに帰っている時間なのですが、
天気も良くて暖かったからか、
「ぢゃいこ」と「せいこ」は
この時間になっても帰らずに寝ていました。
「モエ」と「マコ」はとっくに帰りましたよー!
ぢゃいこちゃん
せいこちゃんもさっきまで陸で寝ていたので
頭が乾いてもさもさしています。
おーい!
いつまで寝てんのー?
そろそろ起きなよー。と言っても
全然起きる気がありません。
せいこちゃんも結局寝ているし。
気持ちよさそうだね。
10時半頃には
控えのプールに戻っていき、
11時20分からのショーはしっかりやっていました◎
【海獣飼育課 濵】
あれ?
フンボルトペンギン「ハルキ」さん
なんか向こう側の頭の羽が
しゃしゃっとなっています。
向かって左側です。
そしてペンギンって意外と首が長い。
こっち側から見ると
目立たないけど
こっち側から見ると
ね?
寝癖かな?
でもペンギンは頭付いて寝ないからなー。
足の爪で頭掻いたときになっちゃったのかなー。
不思議です。
【海獣飼育課 濵】
今日もトドプールには
体の乾いたトドが・・・
「ハル」
「麦」(左)と「マリン」ちゃん(右)
「豆」
「まもこ」は前肢と後肢をまとめて
ぐっすり眠っていました(^^)
乾いていないのは
「カムイ」だけ。
太いなー。
大きいなー。
冬が一番蓄えていますので、
とにかくでかいです。
おまけの一枚
後肢の爪でかゆいところをぽりぽりする「麦」
【海獣飼育課 濵】
練習が難航していた
「ペンギンの雪中さんぽ」の新コースですが、
1月12日からスタートしていました。
スタートして10日が過ぎましたが、
順調です◎
ぞろぞろと
歩いています。
全長200mと
以前より距離が伸びました。
野生だと
営巣地から海まで1km程歩くこともあるそうなので
ペンギンたちには何てことないのかもしれません。
ただ、
最年長「ダディ」さんは
今年31歳になるおじいちゃんペンギンですから
(ペンギンの寿命は20~25年と言われています)
イベントの参加回数は1日1回までと制限をしています。
この回はお休みでした。
戻ってきて、ペンギンプールの手前
こんなに全羽写真に撮れるのは新コースだからこそかもしれません。
ちゃんと12羽います。
翼を広げながら歩くジェンツーペンギンたちの
後ろ姿は最高です!
最後は
ただいまー!、な「ほい」ちゃんです。
【海獣飼育課 濵】
当館のHPでも
公表しましたが、
セイウチの「ウーリャ」の妊娠を
確認しましたー!
交尾確認から、
血液でのホルモン検査、
そして今回はエコー検査も実施して、
妊娠確定!という流れでした◎
エコー検査の様子です。
獣医兼トレーナーの岡本先生が機械を操作します。
わかりづらいかもしれませんが、
白く写っているのが背骨なんだそうです。
エコー検査中のウーリャはというと・・・
仰向けでおとなしく待ってくれています。
カメラ目線(笑)
うつぶせになって横からも検査しました。
海棲哺乳類は双角子宮という構造になっているそうで
子宮が左右に分かれており、
排卵のあったほうの子宮で胎児が成長するんだそうです。
今回は右側に胎児を確認していますので、
お腹の右側を重点的に検査しています!
最近は胎動らしきものも
確認しているので、胎児の成長は今のところ順調なようです◎
無事に生まれてくることを願って!
出産まで温かく見守ってください!
【海獣飼育課 濵】
トドプールです。
今日は天気がいいからなのか
陸場で昼寝をして
体が乾いています。
体が濡れているのは
「カムイ」と
「マリン」ちゃんだけ。
「まもこ」ZZZ
「ハル」ZZZ
「麦」ZZZ(手前)と「豆」ZZZ(奧)です。
この2頭は姉妹です!
よく見たら
麦さん、トラみたいになっている。
姉妹だからなの?
近くが安心なの?
最初の写真では遠かったのに
豆が麦のところまで移動してきました。
さっきと場所が代わって
手前が豆で奧が麦です。
最終的に
幽体離脱的なことになっていました(笑)
【海獣飼育課 濵】
冬季閉鎖中の海獣公園。
お客様にご覧いただけないだけで
動物たちも
飼育員も毎日元気に活動しております。
本来寒い所に生息している動物たちは
冬のほうが元気なのです。
飼育員と雪遊び中のセイウチ「ウチオ」
実際は雪をかけられただけのウチオです(笑)
いい顔です。
ウチオはわりといつも写真を撮るときに
いい顔をしてくれます。
「ウーリャ」も
これはいい顔です。
これもいい顔です。
でもいつもはこんな感じです。
撮影の時はいつも目を細めて
つまらなそうにしています。
ここ数年毎年販売している
おたる水族館オリジナルカレンダーは
飼育員が撮影した写真を使用して作成しています。
ウーリャのいい顔を撮るのは大変で…
せっかくだからいい顔の写真を使いたいと思う飼育員は
毎年何百枚、何千枚撮った写真の中から
最高の1枚をカレンダーに使っているのです。
ウチオとウーリャの2頭で撮ると
どちらかが目をつむっていたりして
2頭そろって最高の1枚を撮るのは超大変です(笑)
顔というか主に目ですね。
動物たちのいい顔を知っているからこその
飼育員のこだわりです!
おまけの1枚
冬が一番大きいウチオの
上陸する瞬間は迫力あります◎
【海獣飼育課 濵】
北と南にすむ魚たち⑤水槽には普段ホッケだけの展示なのですが

漁師さんから年末に数種類の魚を頂きましたので、
年が明けて2種類の魚たちを追加展示しました。
そのうち1種類がオニカジカです。

水槽に5尾いるのですが、岩に擬態するのが得意で見つけるのが大変です。
突然ですがクイズです。
下の写真の中にオニカジカは何匹いるでしょうか?

難しいですよね?
少し拡大してみましょう。

いかがですか?わかりましたか?
正解は・・・・

2尾でした!
もう一度最初の写真を見てみましょう。

これでは

ここです。
あらためてオニカジカの擬態はすごいなって思います。
こうやって海の中で外敵に見つからないようにしているんでしょうね。
ちなみに追加展示したもう一種は

高級かまぼこの材料にもなっている、ナガヅカです。
こちらは1尾の展示ですので、
オニカジカ同様、見つけるのが難しいですよ。
冬期営業では、この2種類の魚たちをぜひ探してみてくださいね。
【魚類飼育課 髙橋】