ちょいネタ!
先月1歳になったばかりの
フンボルトペンギン「ハルキ」さん。
ハルキさんが滑り台の階段を上まで登り切ったところを見たのは
初めてかもしれません。
滑ったことはないはずなので、
まだ滑り方はわかりません。
下を見ながら通路をウロウロしていたのですが、
下がガタンガタンうるさい。
ハルキさんとリンクしてシーソーの上を
「ぽくちゃん」がウロウロしていました。
さすが仲良しです。
結局滑り台を滑れないハルキさんは
階段から降りることにしたらしく、
危なっかしい降り方で降りてくるなー。と思っていたら
やっぱり途中で怖くなったようで止まってしまいました。
すると…
ぽくちゃんが上がってきて
私についてきな!とハルキさんの前に。
頼れる先輩です。
ぽくちゃんにぴったりくっついて歩くハルキさん。
ここまできて
戻ってくると何回繰り返すんだ、というくらい
ここから繰り返し始めます。
これはしばらく降りそうにないと思い、
一度離れて
10分後に見に行ってみると
降りる気なし。
ぽくちゃんは羽繕いしているし、
ハルキさんは動く気がないし。
さらに、5分後…
どっちも動く気なし(笑)
このままペンギンショーかな?と思っていたのですが
セイウチのお食事タイムから戻ってくると
!?
しかも、結局滑ったのか
階段から降りたのかわからず。
悔しい…。
この10分後のペンギンショーでは
また2羽で上がってきて、
仲良く2羽で滑って(歩いて)くれましたー!
ハルキさんも滑り台ができるようになってよかったです◎
【海獣飼育課 濵】
3日間3頭一緒に生活してもらったのですが、
ピセは割とすぐフブキくんに慣れて
一定の距離さえ保っていれば普段通りに生活できていました。
ただルルはフブキくんがどうしても嫌だったようで…
知らないアザラシと一緒に食べたくない!と
魚を食べなくなってしまったんですね。
しょうがないので
4日目には再びオスとメスでプールを分けました。
すると、ルルは食べるようになったのですが
今度はフブキくんが食べなくなってしまい…
発情期は摂餌が不安定にはなるんですけど、
おたる水族館に来たばかりということもあって心配になります。
発情期真っ盛りのフブキくん。
メスを求めてイライラしています。
イライラ
イライラ
イライラ
前脚でガラス面をカリカリして暴れています。
メスを連れてこいと言われてるような気持ちになります。
すごい怒っているみたいに見えますね(笑)
そんなフブキくんは
メスと分かれてから3日目にやっと魚を食べ始めました。
そして魚を食べるよりも
熱心にやろうとしていることがあり、
まず、じっとこちらを見つめています。
そしてじわじわ近づいてくるんですね。
急に陸場に上陸してきて
扉から出て行こうとします。
飼育員は急いで扉を閉めます。
どうやら、扉から出ていけば
メスがいると思っているらしく
脱走を企てているようなのです(笑)
海遊館の担当の方に聞いてみたところ、
むこうでも発情期にメスを分けた時には
扉から出てメスを探しに行こうとする行動が頻繁に見られていたようで(笑)
なるほど、これが発情期のフブキくんなのか、と思った次第です◎
メスたちは発情も終わり、換毛(毛の抜け換わり)に入りました。
しばらく陸で寝ていることが多くなりそうです。
おまけの一枚
ピセのドアップ写真です!
【海獣飼育課 濵】
3月14日に大阪府にある海遊館から
ブリーディングローン(繁殖目的の貸し借り)で
ワモンアザラシの「フブキ」くんをお迎えしました◎
飛行機から出てきたフブキくんの
第一印象は
「発情臭すごっ!」です。
トドやアザラシのオスは発情期になると
体臭が変わるのです。
おたる水族館についてから2日間は
魚も食べず心配したのですが、
3日目に摂餌を確認できたのと
おたる水族館のメスたち「ルル」と「ピセ」の
発情期にも間に合うかもしれない!ということで
一度一緒にしたのですが、
やはりメスたちの発情期には間に合わなかったらしく…
さらに知らないアザラシが突如現れたこともあり、
まずはルルがこの表情。
めちゃくちゃ面白いです。
え。なんかいるんですけど。え。
みたい顔でこちらに訴えかけてきました(笑)
フブキくんとは目を合わさないようにしています(笑)
続いて、ピセとは水中で初対面したのですが
発情真っ盛りのフブキくんに追いかけられて
ピセ(下)が見たことのない速さで
フブキくん(上)に連続パンチをしています。
フブキくんは顔だけ避けながらピセを抑えようとしていました。
ただ、この初対面がフブキくんは大変ショックだったようで
これ以降はメスたちと一定の距離を保ちながら
しょんぼり浮いていることが多かったです。
後編に続く…
【海獣飼育課 濵】
本日午前10時すぎのアザラシショープール。
いつもならとっくに
控えのプールに帰っている時間なのですが、
天気も良くて暖かったからか、
「ぢゃいこ」と「せいこ」は
この時間になっても帰らずに寝ていました。
「モエ」と「マコ」はとっくに帰りましたよー!
ぢゃいこちゃん
せいこちゃんもさっきまで陸で寝ていたので
頭が乾いてもさもさしています。
おーい!
いつまで寝てんのー?
そろそろ起きなよー。と言っても
全然起きる気がありません。
せいこちゃんも結局寝ているし。
気持ちよさそうだね。
10時半頃には
控えのプールに戻っていき、
11時20分からのショーはしっかりやっていました◎
【海獣飼育課 濵】
今日は気温も比較的高く、春の陽気でした。
そんな中…
じゃーーーーん!!
ついに顔を出しました!キタサンショウウオ!
キタサンショウウオの水槽は、
冬の間は気温が低く、水やコケが凍り付くほど冷たくなります。
(凍りすぎて飼育員は心配になります…)
その間はコケの下に隠れて冬眠をしています。
そのため、皆さんもご覧いただける展示水槽は
このようにコケしか見えなくなってしまい…
こんな解説がついてしまうほどです…(-_-;)
ですが本日!
何匹か顔を出し始めました。
キタサンショウウオがコケから出てきたのは暖かくなってきた証拠です◎
小樽はまた気温が低くなる日があるそうですが、
水族館では、ひと足先に春の訪れを感じられました(^ ^)
【魚類飼育課 佐藤】
朝の晴天とは打って変わって、
ただいま水族館周辺は
まっしろです。
吹雪いています。
そして今朝、水族館から車で5分ほど離れた豊井の海…
まっしろです。
これはニシンが大群で産卵したときにおこる『群来(くき)』という現象です。
20日には水族館の前の祝津港でも確認されています。
ニシンは1月下旬から5月にかけて、
産卵のために大群で沿岸にやってきます。
一斉に産卵・放精をするため、
オスの精液で海が真っ白に濁るのです。
私自身、群来を初めて目の前で見ましたが、
想像以上にまっしろで、感動しました。
かなり広い範囲で濁りが確認でき、
海の中をよく見るとニシンが泳ぐ姿も確認できました。
こんな感じで泳いでいます。
水族館内の『命の輝きコーナー』では、
ニシンの卵の展示を本日より開始しています。
是非、ご覧ください◎
【魚類飼育課 佐藤】
あれ?
フンボルトペンギン「ハルキ」さん
なんか向こう側の頭の羽が
しゃしゃっとなっています。
向かって左側です。
そしてペンギンって意外と首が長い。
こっち側から見ると
目立たないけど
こっち側から見ると
ね?
寝癖かな?
でもペンギンは頭付いて寝ないからなー。
足の爪で頭掻いたときになっちゃったのかなー。
不思議です。
【海獣飼育課 濵】
水族館公式youtubeにもいくつか動画が上がっていますが…
今年は海獣公園前の岩場に
野生のゴマフアザラシが本当にたくさん!やって来ています。
10頭以上いる日もあれば、
海の中で水面に顔だけ出して浮かんでいたりする日も。
1頭1頭、非常に表情豊かです。
気持ちよさそうに目をつぶったり、
ものすごく驚いていたり、
ものすごく目が合ってしまったり。
野生のゴマフアザラシ…
最高です。
【魚類飼育課 佐藤】
コツメカワウソの『カオル』。
珍しくカメラが入ってきて落ち着かないのか、
ソワソワ動き回った末、
近いです。非常に。
エサはまだか。
といった様子。
動きすぎです。ブレブレです。
エサをあげると
この表情。
なんとも野性味あふれる、カオルのお食事風景でした。
〈おまけ〉
トクビレ(オス)がヒレを大きく広げて泳いでいました◎
【魚類飼育課 佐藤】
今日もトドプールには
体の乾いたトドが・・・
「ハル」
「麦」(左)と「マリン」ちゃん(右)
「豆」
「まもこ」は前肢と後肢をまとめて
ぐっすり眠っていました(^^)
乾いていないのは
「カムイ」だけ。
太いなー。
大きいなー。
冬が一番蓄えていますので、
とにかくでかいです。
おまけの一枚
後肢の爪でかゆいところをぽりぽりする「麦」
【海獣飼育課 濵】