昨日に続いて
今日も海は大荒れでした。
少ない陸場でまだ泳げない我が仔が
海に行かないように
母ちゃんがしっかりガードしています。
母ちゃんのお腹でガードされているムギノコちゃん(仮)は
前肢を噛み噛みして
遊んでいました。
可愛すぎる。
可愛すぎます!
夕方には海も落ち着いてきたので
明日は穏やかだといいなー。
【海獣飼育課 濵】
今日のムギノコです。
生まれて初めての雨。
母ちゃんの「麦」は仔から離れて
泳いだりするようになりました。
「ムギノコちゃん(仮)、1頭だ。写真撮りにいこう」
と近づくと
ものすごい勢いで母ちゃんがやってきて
勝手に近づくなと怒ります。
近くにいなくても
目では仔をしっかり見ているのです。
母ちゃんすごいです。
今日もしっかりおっぱい飲んでいます。
今日の小樽の天気は大荒れ。
高波、強風でトドショーも中止になるほどでした。
午後からは潮位がかなり高くなってきて
海と繋がっているプールは陸場が
どんどんなくなってきました。
「ムギノコちゃん(仮)大丈夫かしら」
と見に行くと
少ない陸場でちゃんとガードしています。
母ちゃんすごいです。
母ちゃんすごいです。
【海獣飼育課 濵】
情報解禁しました、
今年もトドの仔が生まれました!
お母さんは「麦」、
お父さんは春に中国の動物園に引っ越した「ソユン」です。
仔の性別はメスということが分かっています。
生まれたのは6月10日です。
生まれた当日の写真です。
お母さんのヒゲをくわえて遊んでいます。
これはお母さんはヒゲを引っ張られて
痛い!となっている瞬間です。
口角がピクッと上がっています(笑)
生後2日目の授乳の様子。
初日から授乳はしっかり確認できました。
さすが子育て3回目!
生後5日目、本日の授乳の様子。
かわいいですね(^^)
お母さんにべったり、
お母さんも仔に付きっきりです。
そして、私は写真撮りまくりです!
【海獣飼育課 濵】
海獣公園の休憩所に
新しくこんなものを貼りました。
海獣公園で飼育している
動物たちの誕生日カレンダーです!
野生個体は誕生日がわからないので
記載していませんが
繁殖個体はちゃんと誕生日が記録されています。
同じ誕生日の動物がいたら
ちょっと親近感わきませんか?
カレンダーを見て
同じ誕生日の動物を見つけたら
是非、その動物に会いに行ってみて下さい!
わからなければ、飼育員に聞いてください!
一緒に探しに行きます!
カレンダーを見てもらうと
わかるのですが、
夏生まれはいないんです。
それぞれ繁殖期は決まっていることが多いので
偏りがあります。
ちなみに本日6月6日は
フンボルトペンギン「アミ」ちゃんの
21歳の誕生日でしたー♪
これからも元気に長生きしてね!
【海獣飼育課 濵】
アザラシにも、トドにも、セイウチにも
実は全身に毛が生えているのです。
意外と知らない方も多いようです。
トドの「ハル」です。
最近日中は陸でお昼寝をしていることが多いです。
ちゃんと毛生えています。
でも前肢や後肢には毛が生えていません。
小さな爪も見えますか?
乾いている毛を見ると
ふわふわに見えるかもしれませんが
意外とごわごわなのです。
アザラシもセイウチも乾いた毛は
ごわごわしています。
そして、乾くと独特の獣臭がします(笑)
「くさーーーー!」となります(笑)
濡れているトドやアザラシたちは
つるんとしていて
毛が生えていないようにみえるのもわかりますが、
実は全身毛だらけ。
是非、よく見てみてください!
【海獣飼育課 濵】
これまでにも
おたる水族館のワモンアザラシたちの
不思議な行動についてご紹介しているのですが、
今回新たに不思議な行動を目撃したので
ご紹介しようと思います。
まずはこちらをご覧ください・・・
「ピセ」が床に顔をつけて
一点に留まるために後肢を
一生懸命動かしています。
確認しましたが、
床には何もありませんでした。
しばらく観察していましたが、
何回もこの行動をするのです。
そして、
うしろには
以前にご紹介したコウモリ化する
「ルル」の姿も。
謎は深まるばかりです。
おまけの1枚
ワモンアザラシの写真を撮るのは
とても難易度が高いのですが、
なかなか上手に撮れた・・・気がするピセの写真でした。
【海獣飼育課 濵】
ふと、ペンギンショープールを見たら
「ぽくちゃん」がなにやら謎の動きをしていました。
滑り台の下でチョロチョロしているのです。
正確には、滑り台の裏側を見ながら
チョロチョロしていたのです。
何をしているのか、
何を見ているのか、
もしや私達には見えない何かが見えているのか、
気になってぽくちゃんと同じように
滑り台の裏側に行ってみると・・・
プールの水面が反射して
滑り台の裏側にキラキラと映っていました。
その不規則に動くキラキラを追いかけて
ぽくちゃんはチョロチョロしていたのです。
他のペンギンたちは全然気にしていなかったので
こどものぽくちゃんにしかわからない楽しみなのかもしれませんね。
ついでですが、
こんなものを作ってみました◎
なかなか分厚いです(笑)
海獣公園休憩所に置いてありますので、
見てみてください!
【海獣飼育課 濵】
換毛が終了したアゴヒゲアザラシたち。
それぞれ綺麗な銀色の毛に換わりました。
今が一年の中で一番綺麗な毛のアザラシたちをご覧いただけます。
「ウパウパ」の頭のくせ毛は
何回換毛してもそのままです。
「風太」は他の3頭に比べると
毛色が黒っぽい。
!!
もの〇け姫に出てきそう(笑)
海獣公園のアザラシの中で一番大きい
「ノンノン」です。
海獣公園最年長38歳の
「パオパオ」はちょっと可愛く撮れました◎
何故か長い左前肢の中指の爪も写っています。
本日はプールの水を抜いて掃除をしました。
掃除が始まると
4頭くっついていました(笑)
そして、やっぱりノンノン(一番左)は大きいです。
【海獣飼育課 濵】
3月に「ソユン」が
中国の動物園に引っ越してから
トドプールにはオスのトドが
「麦まる」だけになりました。
まだまだこども
と思っていたら、
最近急にオスらしくなってきました。
声も低く、
首の太く、
顔も大きくなりました。
昼過ぎに
麦まるの様子を見に行くと
お昼寝中でした。
少し時間をあけて
再び見に行くと
起きていたので
呼んでみたら、
すいーっと寄ってきました。
なんだかまだ眠そう。
大きなあくびをした後に
ぺろっと舌が(笑)
飼育員のなかでも
最近、お父さんのソユンに似てきたと
話題なのですが
写真で見てもやっぱり似てきました。
鼻が大きくて、目が離れているところは
父親譲りです◎
ちなみに、アザラシもそうですが
あくびの後は舌が出る確率が高いので
あくびをしている動物を見かけたら
シャッターチャンスですよ♪
【海獣飼育課 濵】
ブログでも何回かご紹介している
ゼニガタアザラシの「サダコ」さん。
サダコさんのいつものスタイルは
こうです。
魚を食べる時以外は
本当にいつもこうです。
そんなサダコさんが!
なんと!
陸で寝ている!
初めて見たかもしれないと思うほどに
珍しいのです。
サダコさんって
乾くとこんな顔しているんだー。
ひげもくるんってなっちゃうんだー。
としばらく見てしまいました(笑)
これも何回かご紹介しているのですが、
現在アザラシたちは換毛といって
全身の毛の抜け変わりを迎えています。
換毛中はあまり水に入らなくなるので
陸で寝ているアザラシが多くなるのです。
そんな換毛は若いアザラシから
始まることが多い傾向にあって
1歳の「もさお」は
換毛が完了してゴマ模様もはっきり、くっきり。
【海獣飼育課 濵】
今朝ももふもふなアザラシ観察をしていました。
閉じた後肢の間に
ちょこんとついている尾(しっぽ)が
いいんですよねー。
現在換毛中のアザラシたち
古い毛と新しい毛がわかりやすいです。
おばあちゃんアザラシやこどものアザラシが
暮らしているこちらのプール。
みんな陸で寝ていましたが、
やっぱり「サダコ」さんは
このスタイル。
前回ご紹介したときのプールより
浅いのでもう完全に座っています(笑)
【海獣飼育課 濵】
おたる水族館の公式Facebook
ご覧いただきましたかー?
ワモンアザラシの「ピセ」が
前肢をひたすら掻いている動画です!
連日お伝えしていますが、
現在、アザラシたちは
換毛といって毛の抜け換わりを迎えています。
話は戻って
ピセですが、ほぼ換毛が終了しています。
残りは前肢の内側だけのようで
そこがかゆいみたいなのです。
かゆいかゆい!とやっていたと思ったら
突然
すやぁ、と寝てしまったり
ずっと見ていられる可愛さです。
ちなみに「ルル」も
換毛中で寝ていることが多いです。
とにかくですね、
最初にも書きましたが
Facebookでかゆいかゆいしている動画を
是非、いや絶対見て欲しいのです!
お腹の揺れ具合も最高なので!
私ももう何回見たかわからないくらい見ています(笑)
【海獣飼育課 濵】
換毛といって全身の毛が抜け換わりの
時期を迎えるアザラシたち。
ワモンアザラシももちろん換毛が起こるわけで
遅い時はお昼過ぎまで寝ていることもあります。
「ピセ」もこんな感じで熟睡。
ちなみに仰向けです。
別角度もどうぞ。
かわいい。
飼育員だってかわいいしか出てこない時もあります。
「ルル」はというと・・・
何か嫌な夢でも見ているのか、と思う程
眉間にしわを寄せて寝ていました。
そして首はどこにいってしまったのでしょう(笑)
海獣公園ではしばらく
もふもふの朝が続きそうです。
【海獣飼育課 濵】
少し暖かく感じた本日の小樽。
暖かい日は陽にあたりながら
お昼寝をすることが多いフンボルトペンギンたち。
基本的にペアを作って生活をします。
いつも一緒にいるので誰と誰がペアなのか
見つけるのは簡単です。
「チョキ」と「ハル」
「185」番と「おカル」
「はっさく」と「バウアー」
「41」番と「62」番
ちなみにこのペアはおたる水族館最高齢ペアで
41は今年33歳になるおじいちゃんペンギン、
62は今年31歳になるおばあちゃんペンギンです。
もう20年以上連れ添っているペアですよー。
たまにショーにも参加しますが、
いつもこの場所でのんびりしていることが多いです◎
ペアはいつも一緒にいると最初に書きましたが、
例外もあって
浮気性なペンギンは日中は違うペンギンといて
夕方にはペアのところに帰ったり、
好奇心旺盛で自由な性格のペンギンだと1羽でチョロチョロして
時々ペアの隣に帰ってきたり、
観察しているととても面白いですよ!
まだ0歳の「ぽくちゃん」にはペアはいません。
黙々と羽繕いをしていました。
【海獣飼育課 濵】
昨夜は少し雪が降りましたが、
本日はいい天気で
こちらの方々は
みんなでお昼寝中でした。
体も乾いてもさもさでした。
おたる水族館で暮らす4頭のアゴヒゲアザラシです。
「ウパウパ」、首埋まっているよ。
前肢の動きがかわいいー。
アゴヒゲアザラシの前肢は開くと
まあるい形をしているのが特徴です◎
顔の傷みたいにみえるのは
涙のあとです。
一番年下の「風太」
寝顔もまだこどもっぽく見えます。
前肢の置き所がたまらないですね。
あー、かわいい。
かわいいしかでてこないー。
「ノンノン」も涙のあとが。
乾いているから目立ちますね。
「パオパオ」おじさんは
風太の後ろで写真が撮れなかったのですが
みんな気持ち良さそうに寝ていました。
【海獣飼育課 濵】
0歳のトド「もぐ」ちゃんです。
最近、魚を食べる練習を始めました。
現在、ホッケ、イカナゴ、コマイの3種類の魚で
練習をしているのですが、
もぐちゃんのお気に入りは
コマイのようです。
反対にイカナゴは食べますが、あまり好みではないようです。
少し振り回してみたり
落として
これ好きじゃないんだよねーという感じを出してきたり
くわえたままフリーズしたりします(笑)
イカナゴは脂肪分が多く、
おたる水族館の動物たちには人気です。
逆にコマイは脂肪分が少ないので
人気がありません。
もぐちゃんの場合は
まだこどもなので
食べやすい、食べにくいという基準なのかもしれません。
それでも今のところ、もぐちゃんの練習は順調です!
もぐちゃんは目がまんまるでかわいらしい顔をしています。
お母さんの「ハル」が美人なのも関係しているのかな?
【海獣飼育課 濵】
ジェンツーペンギンの「ボン」(左)と
「やっこ」です。
性別はどちらも♀なのですが、
現在ペアを組んでいます。
ジェンツー観察をしていたら
初めて見る光景が!
「!!」
こ、これは
雛に餌をあげる練習?
なのでしょうか。
初めてみたので
真相はわかりませんが、
ペンギンは雛に餌をあげるときには
口移しであげます。
その動きにとてもよく似ていたので
その練習なのでしょうか。
やっこもされるがままという感じで
不思議な光景でした。
「鬼嫁」と飼育員のなかでは
噂されるほどきつい性格をしているボンちゃんですが(笑)
子育て経験もある良いお母さんですよ!
ジェンツーペンギンの繁殖シーズンも
まもなく始まります。
今年も雛の誕生を願って
頑張ります◎
【海獣飼育課 濵】
超大物のマダラが入荷したので
トドとアザラシに
あげてみました。
ちなみに、こちらの方は
海獣公園の動物たちのために
魚を切ってくれている専属シェフです!
「いくよー!」と投げられたタラ。
勝ち取ったのはゴマフアザラシの「モモ」
しかし、ここで問題が発生します。
勝ち取ったのはいいけれど、
硬い頭の部分をくわえてしまったモモは
まったく食べ進めません。
むしろ、モモがくわえてくれているおかげで
柔らかい身の部分は
他のアザラシたちの食べ放題状態。
絶対離さないモモ。
それにあやかるゼニガタアザラシの「ケイン」
ケイン、賢いです(笑)
全然食べられていないのに
ものすごく幸せそうなモモ。
だいぶ食べられちゃってから
ようやく食べ進めることができたモモ。
前肢を使いながら上手に食べ進めます。
仰向けになって
ラッコみたいでした。
そして、
トドにもあげたのですが、
タラってそんな簡単にちぎれるんだー。と
思うほど一瞬で粉々になったタラに
トドの本気を見ました。
【海獣飼育課 濵】
先日、魚を食べる練習を
始めた0歳のトド「もぐ」ちゃん。
本格的に特訓をするため、
トドプールから屋内へ移動しました。
(お客様からはご覧頂けない場所です)
まず、本当にちゃんと食べているかどうかを
チェックするために少量から試していきます。
移動した直後は
何が起こったのかよく分かっていない様子でしたが、
時間が経つにつれて
状況を理解したのか
「フウ!フウ!」
とご機嫌斜めでした(笑)
(怒っているときはフウフウ言います)
怒っていてもかわいいもぐちゃん。
寂しいかもしれませんが、
おたる水族館で生まれたこどもたちは
誰もが通る道です。
しっかり食べられるようになろうね◎
【海獣飼育課 濵】
この冬ずっとお伝えしていた
フンボルトペンギンの繁殖についてですが
今回有精卵が1つあって
孵化に向けて
卵を温めてもらっていました。
非常に残念ですが、
発生が途中でとまってしまっていたようで
今回は孵化に至りませんでした。
今回、仮親として
初めての繁殖に挑んだ
「ブ太郎」と「おフネ」は
交代しながら、大事に卵を温めてくれました。
それを毎日みていたので
本当に残念な気持ちです。
ただ、今回ブ太郎とおフネが
とても順調に抱卵を頑張ってくれていたので
次に繁殖をするときにも
任せられそうだな、ということがわかったのは
大きな収穫だったと思っています。
今後もフンボルトペンギンの繁殖に
積極的に取り組んでいきます!
ブ太郎(手前)とおフネには
ショーに復帰してもらっています!
【海獣飼育課 濵】