この冬、フンボルトペンギンの繁殖に
取り組んでいるのですが
昨日、仮親予定の
ブ太郎×おフネのところに
産卵がありました。
おたる水族館のフンボルトペンギンたちは
高齢化と近親交配が進んでいて
残せる卵が現在2ペアしかありません。
ブ太郎×おフネの卵は残せないのですが、
今回は残せる卵の仮親予定です。
今日はブ太郎が卵を大事に温めていたのですが、
卵は擬卵(過去の卵から型をとって作った偽物の卵)に
交換させてもらいました。
一足先に擬卵を抱いている
ブライアン×イヴも交代しながら卵を温めています。
今日はイヴが抱いていました。
他のペンギンたちも産卵が増えてきたのですが
本命の2ペアがまだ全然産卵する気配がないです。
本命①の134番(奥)×170番(ぽくちゃんの両親)は
134番はやる気満々なのですが、
170番が乗り気ではなくて
泳ぎに行ってしまうことが多いです。
ペア間の温度差がだいぶあります・・・。
そんなこともあって
134番は色々溜まっているようで
他のメスと交尾しようとしたり
なかなか荒れています(笑)
本命②のチョキ×ハルもまだかなー、という感じです。
フンボルトペンギンの産卵から孵化までは
約42日です。
イヴたちは42日目が迫ってきてしまいました。
本命が生まれるまでずっと抱かせておくわけにもいきませんから
42日経ったら一旦リセットしようかな、とは思っています。
うーん。
難しい。
引き続き見守ります。
続報をお持ちください。
【海獣飼育課 濵】