「麦まる」です。
最近、お父さんの「ソユン」に
顔がとても似てきました。
目がちょっと離れているところが
似ているなー、と思います。
「ソユン」です。
同じトドロックで撮った写真ですが、
ソユンはやっぱり大きいですねー!
麦まるもいつか
こんな大きなトドになるのでしょうか。
きっと、なります。
何故なら
ソユンもこんなに小さかったのだから(^^)
【海獣飼育課 濵】
今年の春からトドプールに
設置している「トドロック」
誰もなかなか登ってくれず、
ずっと寂しく置かれていました。
しかし!
最近、ようやく
トドたちがトドロックの良さに気づいたようです!
頂上が「豆」
手前が「麦まる」
奥で顔がひょこっと出ているのが「麦」
下の方には「ハル」と「もぐ」もいますね。
もともと自然界でも岩場を登って、そこで休んだりしますから
トド本来の行動をご覧いただけるトドロックなのです。
設置した当初は「ソユン」が登っていましたが、
ソユンは魚を食べまくって他のトドたちが食べられなくなってしまい
隣のプールに移ってもらっています。
ソユンが移ってから
一番最初にトドロックに登ったのは
今年生まれのもぐでした。
そこから、麦まるや小麦も登るようになって・・・
やっと、先ほどの写真のようになったのです。
頂上までくるとかなり近いです。
取り損ねた魚を追いかけて降りた豆のあとには
小麦が上がってきました。
頂上にいるトドたちに魚をたくさんあげていただきますと
トドたちもここに登ったらいっぱい魚もらえるー!とわかって
登ってくるようになります。
(海獣公園ではトド用の魚を販売していて、お客様もあげることができます)
トドたちには
是非、トドロックを有効に活用してもらいたいです。
おまけの一枚
今朝の「ぽくちゃん」ですが、
お腹に爪痕が!
おそらく糞のついた足で誰かに蹴られたか
引っかかれたかしたんだと思いますが、
もうハロウィン終わったよ・・・と思いました。
(ぽくちゃんはとくに怪我はしていませんでしたのでご安心を)
【海獣飼育課 濵】
今年生まれのフンボルトペンギン
「ぼくちゃん(仮)」ですが、
正式にショーチーム所属となり
毎日ショーに参加しています。
その「ぼくちゃん(仮)」が
すごいんです!
ショーの始まりとともに
やる気満々の「ぼくちゃん(仮)」は
やる気がありすぎて飼育員の足を踏んでいます。
ちなみに、これは相変わらず自由な先輩ペンギンが
最後に予定していた飛び込み台を
一番最初にやるというシーンです。
順番なんて無視。
やりたいときにやる。
でも、やってくれるだけまだいい。
「ぼくちゃん(仮)」はというと・・・
シーソーもできるようになりました。
さらに!
誰もやらないのでいつも中止になる滑り台も
「ぼくちゃん(仮)」はやってくれます。
しかも滑り台逆走という
素敵なハプニングまで見せてくれます。
集合だってできます。
「ぼくちゃん(仮)」のおかげで
自由すぎるペンギンショーはさらなる盛り上がりをみせています。
ハードルはできるようになっているので
あとは浮島をやってくれれば完璧です!
(ショーではハードル専門の先輩「ブ太郎」が
今のところ出番を譲ってくれないのでなかなか披露できない)
何もやらないこともあるペンギンショーで
何でもできる救世主が誕生しそうです。
ちなみに、
性別判定のための採血はすでに完了していて
現在結果待ちです。
(仮)は無事に取れるのでしょうか。
続報をお待ちください!
【海獣飼育課 濵】
セイウチの「しずく」です。
最近のブームをご紹介します。
この白い浮きは
しずくのお気に入りのおもちゃです。
これを
後肢の間に挟んで泳ぐのが楽しいんだそうです。
とても器用に挟んで泳いでいます。
前肢で浮きを捕まえて
後肢の間に送ります。
手馴れています。
ちなみに、この浮きは
13:50~のセイウチのお食事タイム終了後に
プールに入れる事になっています。
だいすきなお父さんの「ウチオ」と
お気に入りのおもちゃと
しずく。
相変わらずウチオにくっついていることが多いです。
そんな器用なしずくは
ガラスの下にある細い縁に
片足を乗せて
前肢を開いてバランスを取りながら
もう片方の後肢の爪で
ポリポリとお腹を掻く
という高度なことをやっていました。
【海獣飼育課 濵】
今年も「ペンギンの海まで遠足」が
無事に終了しました!
2018年最終日の本日は
あいにくの雨だったのですが、
ここ最近では最多の11羽のペンギンたちが
参加してくれました。
このメンバーの中から大体5~8羽の
ペンギンたちが参加することが最近の傾向だったので
遠足オールスターメンバーでの締めくくりとなりました。
みんなで海に入り、
みんなで海からあがり、
無事に帰ってきました。
自然の魚を追いかけるなど
非常に活発で
有終の美を飾ることができました!
また、来年の春まで遠足はお預けです。
来年もお楽しみに!
本日の「ぼくちゃん(仮)」ですが、
ショーチームに初めてのお泊りです。
いつもはショーチームに体験入部したあと、
親離れしてからずっと所属している
おじいちゃん・おばあちゃんペンギンたちのエリアに帰しています。
ショーチームのメンバーが「ぼくちゃん(仮)」を
だいぶ受け入れてくれたので、
本日はお泊りさせてみることにしました。
これで特に問題がなければ、
正式にショーチームに所属してもらうことになります。
シーソーを駆け上がるところを
何度か目撃していますので、
(シーソーは駆け上がるものではないのですが、早速自由です。素質ありです。)
ショーで活躍してくれる日も近いかもしれません!
【海獣飼育課 濵】
「へい」と「せい」です。
今年生まれのジェンツーペンギン2羽の
名前が決まりました。
おたる水族館のジェンツーペンギンたちは
魚を食べる時に
飼育員からもらって食べる派か
水を張って置いてある魚を自分で食べる派か
どちらかに分かれます。
(みんなどちらもできます)
今年生まれの「へい」と「せい」は
「へい」はもらう派、
「せい」は自分で食べる派です。
ちなみに、他のペンギンたちも含めた割合は
もらう派9:自分で食べる派5
となっています。
それから、
魚を食べる向きは普通、
頭側から食べますが(魚のヒレや鱗が引っかからないように)
「ナディ」は何故か尾びれ側から食べます。
わざわざ向きを変えて食べます。
ナディは自分で食べる派です。
さらに、
飼育員に魚をもらう時には
くちばしの左右どちら側から魚を口に入れて欲しいか
というのも決まっています。
割合は右8:左6です。
右利きの飼育員は左から入れるのが
とても難しいのですが、
スムーズに入らないと
「もういい!」と機嫌を損ねてしまうので
大変です・・・。
最後に
本日の「ぼくちゃん(仮)」ですが
日中、腹ばいになって昼寝をしていました。
(この写真は起きちゃっっていますが)
昼寝ができるということは
ショーチームが安心できる場所になってきたということだと思いますので
飼育員も一安心です。
【海獣飼育課 濵】
7月から始まったペンギンたちの
羽の抜け変わり、換羽。
フンボルトペンギン48羽(+雛1羽)
ジェンツーペンギン12羽(+雛2羽)
無事に全羽終了しましたー!
今年の最後は・・・
「ゴエモン」でした!
こんな名前ですが、♀です。
飼育員には「ゴエちゃん」と呼ばれています。
49羽の中で一番小さいペンギンです。
例年よりかなり換羽が遅れていたので心配していたのですが、
無事に終了してくれてよかったです!
ちなみに、ペアを組んでいるのは
49羽の中で一番大きい「リティー」です。
凸凹ペアです。
おまけ・・・
・
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今日の「ぼくちゃん(仮)」でしたー!
【海獣飼育課 濵】
自由過ぎるペンギンたちでおなじみのペンギンショーです。
そのなかに・・・
「ぼくちゃん(仮)」です。
今年生まれのフンボルトペンギンです。
おたる水族館のフンボルトペンギンは
遠足チームとショーチームがあるのですが、
先日まで遠足チームに体験入部していた
「ぼくちゃん(仮)」は
3日前くらいから、ショーチームに体験入部しています。
そして、ちゃっかりショーデビューしちゃっています。
浮島を渡るぞ!風の「ぼくちゃん(仮)」
ハードルやります!風の「ぼくちゃん(仮)」
集合している風の「ぼくちゃん(仮)」
遠足チームに比べると
ショーチームのほうが穏やかに暮らしている傾向にありまして
遠足チームにいた時程、先輩たちに追いかけられることもなく、
自由に過ごしています。
「ぼくちゃん(仮)」の所在は
不定期ですので、その日によっている場所が違うかもしれませんが
気になる方は、飼育員にお尋ねください!
【海獣飼育課 濵】
先日、ご紹介した通り
群れの仲間入りの洗礼を受けながら、
泳ぎの練習に励んでいる今年生まれのフンボルトペンギン
「ぼくちゃん(仮)」
覚えたての羽の手入れは
体を横にしながら泳ぐのですが、
横向きに泳ぐのはまだバランスを調整するのが
難しいらしく
横を向きすぎて、ひっくり返っては
パニックになってバチャバチャしています。
そして
本日も先輩たちに追いかけられて
追いかけられて
岩場の頂上まで来てしまいました。
追い詰められたぼくちゃん(仮)!
「!!」
このあとずっと、これを思い出しては笑っていました。
普通は頭から飛び込みます。
本日は「イヴ」にずっと追いかけられていたのですが、
毎回岩場の頂上に追い込まれては
足から飛び込むスタイルで
プールに逃げていました。
ぼくちゃん(仮)、面白いです。
【海獣飼育課 濵】
ジェンツーペンギンの雛たちの
成長は順調です。
綿羽(雛にだけ生えているふわふわの羽)も
だいぶ抜けてきました。
綿羽が抜けると
模様が変わるわけですが
特徴的な頭の白いバンド模様は
0歳のうちはうっすらとしていて
完全につながっていないとされています。
実際に
6月2日生まれの雛の模様はこんな感じですし、
お兄ちゃんにあたる昨年生まれの「ゆき」もまだうっすら。
今年の換羽(羽の抜け換わり)で
やっとつながる予定です。
今年2歳になったお姉ちゃんの「あき」で
しっかりつながった模様なのです。
しかし、
6月3日生まれの雛は・・・
つながっちゃっています。
おとな顔負けのしっかりとしたバンド模様です。
これでもまだ生後1か月半を少し過ぎたところで、
雛しか出せない「ピーピー」という声で鳴きます。
何故なんでしょう。
不思議です。
話は変わって
6月25日生まれのフンボルトペンギンの雛ですが
こちらも順調に成長しています!
おまけの1枚!
「あき」の可愛い写真が撮れました。
【海獣飼育課 濵】
今年新しくできた「トドロック」にて
私はどこでしょう。
まず、私とは
今年生まれのトドの仔なのですが・・・
ここでしたー!
トドロックでお昼寝していました。
色も岩に似ているので
遠くから見るとどこにいるのかわからないですよね!
先日、こちらも発表されましたね。
フンボルトペンギンも
無事孵化しました!
めんこいですね!
成長も順調です。
6月2日に孵化したジェンツーペンギンの雛ですが、
お父さんの「ダディ」が高齢なこともあって心配でした。
やはり過酷な子育ての影響で、ダディの体重が激減してしまいまして
飼育員が育てることになりました。
飼育員が魚をそのままあげられる大きさまで
ダディとお母さんの「なつ」が頑張ってくれたおかげで
親離れさせてからも成長は順調です。
ダディも雛にご飯をあげなくていい分、
(ペンギンは自分の食べたものお吐き戻して雛に食べさせます)
体重が回復してきています。
ペンギンの雛たちは室内で子育て中なので
ご覧いただけませんが、
トドの仔は海獣公園トドプールで
公開中です!
【海獣飼育課 濵夏樹】
セイウチ「しずく」のおもちゃを
新しくしました。
浮き玉にロープを付けたこのおもちゃは
しずくのお気に入りなのですが、
以前のものは
しずくがだいぶ激しく振り回して
たくさん遊んでくれたので
ロープがボロボロに・・・
今回はロープだけ新しくしました。
早速、くわえて泳いだりして遊んでいました。
さて、今月生まれたジェンツーペンギンの雛や
トドの情報です!
6月2日生まれの雛です。
もうお母さんの足の間には入らない大きさになっています。
6月3日生まれの雛です。
こちらは巣の外に出るようになってきました!
何かびっくりするようなことがあると
急いで巣に戻っていく姿が可愛らしいです。
6月15日生まれのトドの仔は
例年より早く泳ぎ始めたのですが、
もうお母さんから離れて
一頭だけでプールを泳いでいました。
たくましいですね!
【海獣飼育課 濵夏樹】
6月15日に誕生したトドの仔。
お母さんの「ハル」とお昼寝中。
本日で生後8日目。
生後約2週間で泳ぎ始めたのを考えると
まだまだ、陸場でのんびり
と思っていたら・・・
?!
お、泳いでいるー!
「ハル」がすぐに近寄ります。
泳ぎ方もまだぎこちなくて
「ハル」も見ている飼育員も心配になります。
水遊びに目覚めたらしく、
何度も泳いでいる姿を見かけました。
なかなか、勇気あるトドの仔が誕生したようです。
泳いだあとは、お母さんに顔をすりすりして
甘えていました。
生まれたばかりのトドの仔は
海獣公園トドプールで公開中です!
【海獣飼育課 濵夏樹】
ジェンツーペンギンの雛に続いて
今度はトドです。
今年もトドが生まれましたー!
お母さんの「ハル」と仔。
授乳も確認しています!
ジェンツーペンギンは・・・
本日もすやすや寝ていました。
代理母の「ナディ」の足が枕になっていますね。
これは生後2日目の写真です。
そして、これは本日の写真。
生後16日目でこんなに大きくなりました!
ナディも初めての子育て、頑張ってくれています!
本日は6月3日に孵化した雛の写真でしたが、
6月2日に孵化した雛も順調ですよ♪
【海獣飼育課 濵夏樹】
昨日、情報が解禁されましたねー
ジェンツーペンギンのヒナの話ですよ!
2羽ふ化していますが、どちらも
「ダディ」と「なつ」のヒナです。
では、本日のヒナたちの
お写真をどうぞ!
6月2日にふ化したヒナ。
お母さんの足元で眠っています。
すやすや。
大体、お尻しか見えていないことが多いですが、
ぴょこっと足が出ていることも(^^)
こちらは6月3日にふ化したヒナ。
高齢のお父さん「ダディ」の負担を減らすために
今回、もう1羽は「ナディ」と「ひな五郎」に子育てを
お願いしています。
初めての子育て。
最初はヒナにご飯をあげるのも下手くそで
心配しましたが、2日くらいすると
すっかり上手になっていて感動しました!
動物たちは本当にたくましい。
おたる水族館ブログ「ちょいネタ」を
いつもご覧くださっている方は
疑問に思うかもしれません。
「あれ?今年は1羽しかふ化しないのではなかったかしら」
はい。実は・・・
6月2日生まれのヒナの卵は
当初無精卵だと思っていました。
でも、発生にも個体差があるんですねー。
遅れて発生していたようです。
ダディ、なつ
ちゃんと温めておいてくれてありがとう。
そんなわけで、2羽ふ化しています。
成長も順調です!
まだ室内で子育て中ですが、
タイミングが良ければ
お腹の下のヒナが見えるかもしれません。
ジェンツーペンギンプールを
よーーく覗いてみてください!
【海獣飼育課 濵夏樹】
アザラシ出産プールにて
公開中の今年生まれのゴマフアザラシたち。
(昨年生まれのモモたろうも一緒にいます)
先日まで、ワカナは
個別に魚を食べる練習をしていたのですが
出産プールに戻ってきています。
ワカナです。
おたる水族館HPにて
お知らせしておりますが・・・
性別が♀だとご報告していたワカナが
実は♂だったという・・・。
大変お恥ずかしい話です。
飼育員たちは全然笑えないのですが
どうぞ笑ってくださいませ。
そんなワカナくんですが
無事に魚も食べられるようになり、
お客様にたくさん魚をもらうべく
こんなうるうるおめめで訴える技を
覚えたようです。
「もさお」は背泳ぎがブームのようです。
最近困っているのは
好き嫌いをすることです。
練習の時には
色々な魚を食べられるようになっていたはずなのに・・・
また、後日
特訓が必要なようです。
【海獣飼育課 濱夏樹】
フンボルトペンギンは
相互羽繕いといって
くちばしを使って
ペアでお互いの羽繕いをしてあげるのが
愛情表現のひとつです。
本日もそんな光景が見られました。
平次(♂)とかず(♀)
141(♂)は胸元を羽繕いしている176(♀)の背中を
ビー(♂)とエル(♀)
だいぶ長いこと羽繕いしあっていました。
ちなみに、これはペンギンがすべて
やるわけではなく
しない種類もいるんです。
おたる水族館でもう一種類飼育している
ジェンツーペンギンは
相互羽繕いをしません。
ジェンツーペンギンのよく見かける愛情表現は
お互い「はぁぁぁぁ」と言いながら
お辞儀をすることです。
これはフンボルトペンギンはやりません。
それぞれの違いがたくさんあって
おもしろいです!
【海獣飼育課 濵夏樹】
おたる水族館のアザラシたちは
換毛(毛の生え変わり)が終わって
一年で最も綺麗な毛並みに
なっている個体が多くなりました。
晴れた日の朝に最近よく見かける光景。
今年生まれの「もさお」のお母さん
「モンコ」です。
この岩の上がお気に入りのようです。
鼻の周りだけ濡れていますが
みて下さい、この毛並み。
乾くと真っ白で
見るからにふわっふわ!
でも、触ってみると
意外と硬い毛質なんですよ。
先輩いわく
「上質なたわし」らしいです(笑)
ちなみに・・・
おたる水族館にたくさんいるアザラシの中で
「モンコ」を見つけるコツは
狐のようなつり目で
「あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」と鳴いている
アザラシがいたら、
それが「モンコ」です。
鳴いているときの顔は笑っているように見えて
とってもチャーミングですよ♪
「あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(^^)」
【海獣飼育課 濵夏樹】
以前にもお知らせした
フンボルトペンギンの繁殖について
左・170番♀、右・134番♂
20年以上連れ添う高齢夫婦です。
15年ぶりの繁殖ということもあり
1卵目は破卵(卵が割れてしまうこと)してしまっていました。
お腹の下で温めている時に
体重をかけ過ぎてしまったのか、
交代する時に間違って踏んでしまったのか
非常に残念でした。
そして、先日
2卵目の検卵を行ったのですが
無精卵・・・ぽいということで
今年はフンボルトペンギンの雛は
見られないのか、と肩を落としてしまったのですが
本日、再検査を行ったところ
なんと
有精卵でしたー!
やったー!
あとは、上手に抱卵してくれれば
きっと無事に孵化してくれることでしょう。
ジェンツーペンギンの雛はあと10日程で
孵化予定です。
こちらもたのしみー!
それから、本日お昼頃
トド岩付近で
カマイルカの群れを確認しました。
一応写真に収めました・・・
右端に特徴的な背ビレが。
【海獣飼育課 濵夏樹】
先日、ご紹介した
セイウチ「しずく」のお父さんだいすき話。
ちらっとこちらを見る「しずく」
相変わらずお父さん追っかけ隊です。
「ウチオ」が仰向けで泳げば
しずくも仰向けで泳ぎます(笑)
微笑ましい限りですね!
こちらアゴヒゲアザラシの「パオパオ」
乾くとヒゲがくるくるになります。
前肢の丸っこい感じがいいですねー。
「?!?!?!」
私は気づいてしまいました。
パオパオの左前肢の中指の爪が
普通の長さになっていることに。
パオパオといえば
何故か左前肢の爪だけ異常に長いのが特徴でした。
私が知る限り、5年前からずっとそうでした。
爪の長さは揃っていたほうが
きっとパオパオは生活しやすくなったのでしょうけど
なんだか寂しい気持ちが・・・(笑)
【海獣飼育課 濵夏樹】
現在、抱卵中のジェンツーペンギンたち
今年の卵は全部で4つありました。
産卵から10日で検卵といって
有精卵か無精卵か検査を行います。
本日で4つすべての検卵が終了したのですが
今年の有精卵は1つでした。
おたる水族館では
4年前から毎年、雛が誕生しています。
今年は何羽誕生するかなー、
なんて思ったりしてしまいがちですが
命の誕生というのはそんなに甘い話ではありません。
むしろ、生まれることが当たり前のわけがないんですね。
今年の有精卵はダディ・なつペアの卵です。
ちなみにダディは今年年齢が28歳。
国内で繁殖実績のある
ジェンツーペンギンの最高齢記録を更新中です!
さて、卵が無精卵だったらと
どうするのかというと
「擬卵」といって
偽物の卵を抱いてもらいます。
無精卵をそのまま抱いていると腐ってしまうのです。
無精卵の底に穴をあけて
中身を取り除き、シリコンを詰めたものです。
なぜ、無精卵を取り上げておしまいに
しないのかというと
それがストレスになってしまうからです。
そして、抱卵をしっかり経験しておくことも
次に繋げるためにはとても重要なことです。
産卵から約36日で孵化するといわれています。
今年も1羽無事に孵化してくれるといいです。
【海獣飼育課 濵夏樹】