最近、北と南にすむ魚たち水槽②にて不思議なことが…。
イワナの仲間の「オショロコマ」。
斑点模様や体が鮮やかな赤色をしているのが特徴的です。
そのはずなんですが…
これです。
青?銀?
なんだか色が違うーー!!!
並ぶと違いがはっきりと。
どちらもオショロコマなんです。
以前、オショロコマの体色について
「飼育する水槽を移動したところ、
周りの環境の色が変わったら体の色も変わった!」
ということをこのブログでご紹介しましたが、
(気になる方はブログ内の「さかなとか」→2020.6.14の「何色ですか?」をご覧ください!)
今回はそれとは少し違います。
これは「銀毛(ぎんけ)」や「スモルト化」と呼ばれる
サケ・マス類 特有の体の変化です。
サケ・マス類は、川で生まれて生活をしますが、
中には たくさんのエサを求めて海へと降り、
生活する場所をかえる個体がいます。
川と海では「塩分濃度」など、環境が全く違うので、
体もその違いに適応できるようにしなくてはいけません。
その準備ができた”しるし”が、
この銀色の体。
いわゆる「銀毛(ぎんけ)」です。
この水槽に何か新たな環境の変化をつくったわけではありませんが、
この数日で、”この個体だけ”、体の色が変化しました。
実際に見ると鮮やかに光っていて、思わず見入ってしまうほどキレイです。
何をきっかけに色が変わるのか。
詳しいことはまだまだ分かっていないそうですが、
なんとも不思議でおもしろいですね◎
【魚類飼育課 佐藤】