6/23~北と南にすむ魚たち水槽③ではホシザメの展示を開始しました!
そんな中、北と南にすむ魚たち水槽⑫
水槽全体が少し茶色くなっていますが、
茶色い岩を入れている!
というわけではわけではありません。
コケです。コケが生えています。
ですが、よく見ると…
一部キレイに白くなってる…。
これは飼育員が掃除したわけではありません。
ではなぜなのか…
これです。
クボガイという貝の仲間です。
水槽内は日光や照明でコケが育ちます。
育ちすぎると生きものが見えにくくなってしまうこともあるので、
飼育員が定期的に潜水掃除をしているわけですが、
この水槽は日光が入りやすいこともあり、ものすごくコケが生えます。
もう、めちゃくちゃ生えます。
そのため先日、
コケを食べる習性があるクボガイを
「お掃除やさん」として、水槽に入れてみました。
その結果が、
これ!
という訳です。
クボガイが移動して食べたところが見事にきれいになっています。
日に日に白くなる箇所も増えていて、クボガイによる水槽掃除は順調です◎
実はこんな風に、
「お掃除やさん」として水槽に展示されている生きものはたくさんいて、
ヒトデやヤドカリは魚たちの残した小さなエサかすを食べてくれたり、
ナマコは砂にたまった有機物を食べて、砂の中もキレイにしてくれます。
これは水槽に限ったことではなく、
海の中はこういった「お掃除やさん」がたくさんいて、
色々な生きものが関わりながらうまくバランスを保っているんです◎
水槽にいる「お掃除やさん」もぜひ見つけてみてください◎
【おまけ】
ネズミイルカ「マナ」はカメラを向けると興味津々でやってきます◎
【魚類飼育課 佐藤】