9月頃から冬の時期に産卵期を迎えるホッケ。
↑ 普段はこんな模様をしていますが、
↑ 産卵期のオスは「婚姻斑」という模様が出て、
体色は白っぽく、顔と尾びれの先が黒くなります。
昨日も婚姻斑の出たホッケが水槽の中を力強く泳いでいました。
「まだまだやる気満々だなぁ。」
そんな思いで水槽を観察していると…
「……!!」
岩の隙間に…!卵が…!!
今期は何度か卵を産んでいましたが、
今回はお客様も見つけやすい、水槽の真ん中にある岩に産みつけられていました。
ちなみに、ホッケはオスが卵を守ります。
こんな風に体の向きを変えながら、
岩に頭を突っ込んで、
卵に新しい海水を送り込みます。
近くに他の魚が寄ってくれば、勢いよく追い払いって卵を守ります。
このオスは、これを一日中繰り返していました。
子を守る親の姿はかっこいいですね!
※卵は状態を見ながらバックヤードでの飼育を開始しますので、見られるのは今だけかも…??
【魚類飼育課 佐藤】