空は快晴!
気温も上がってきて、徐々に夏も近づいてきている気がしますね。
海獣公園の周りの海は
徐々に見られる生きものの種類が増え、賑わってきました。
(この先少し写真が見づらいかもしれませんが、すみません…。)
水面で帯のように広がるもの…。
見えますか…。
これです。
恐らくアンコウの卵だと思われます。
実は、アンコウの卵は一昨日もトドショープールに入って来ていて、
なかなか見られない卵に、私たち飼育員も大騒ぎしました。(笑)
近くで見るとこんな感じです。よく見ると中が黒くなっていて発生しているのがわかります。
私自身も一昨日初めて見ましたが、触った感触は寒天のような感じでした!
ちなみに、アンコウの卵は産卵後、こうやって水面を漂って成長していきます。
本日はこの卵が5m近い長さで流れてきていて、大迫力でした!!
さあ続いて。
小さな小さな魚の群れが…。
よく見ると背中に黄色い斑点があって、
エゾメバルの幼魚かと思われます。
(間近で確認出来ていないので、確定できずすみません…)
50~100尾ほどの群れで泳いでいました。
違う種類の幼魚も交ざり、透き通った海の中を注意深く、
周りの状況に敏感に反応しながら泳いでいました。
このようにエゾメバルの成魚は、
海獣公園のアザラシやトドのプールで冬の間から見られたのですが、
この大きさのは初めてで、思わず長い時間見入ってしまいました。
エゾメバルは「卵胎生」と言って、
魚では珍しく、メスのお腹の中で卵からかえり、
ある程度育ってから生まれます。
他にも、
ウグイの群れや、
ウミウシなど…
たくさんの生きものがみられます。
アザラシやトドが大迫力の海獣公園!
実は、海の中も魅力たっぷりです!!
【魚類飼育課 佐藤】