フンボルトペンギンたちの繁殖シーズンになりました。
今年もそれぞれの場所で
巣を作って準備をしています。
血統の問題で、ペアによって
残せる卵と残せない卵はありますが、
営巣・抱卵を経験することは
ペンギンたち本来の生活を目指すためには必要なことです。
ペンギンたちの飼育下繁殖は
託卵といって卵をすり替えることで
自分の卵ではなくてもふ化したヒナを育ててくれるので
抱卵や子育てが苦手な個体では残すことができなかった
命を繋ぐこともできます。
残せない卵を産むペアにも子育てを経験させられるという
メリットもあるのです◎
擬卵という偽物の卵も使いながら、
毎年、ちゃんと繁殖期を
昨年生まれの「ロコ」ちゃん。
今年の夏にはおとなと同じ模様になります。
また今年も幼鳥模様のフンボルトペンギンを
ご覧いただけるようにペンギンたちと共に頑張ります!
ちなみに、今年はまだ誰も産卵をしていません。
そろそろ産んでもいい時期ですが、まだかなと毎日楽しみに待っています!
【海獣飼育課 濵】