今からさかのぼることおよそ2ヶ月前。
バックヤードで、ミズクラゲのポリプの水槽を立ち上げました。
「ポリプ」とはクラゲの成長形態のひとつです。
受精卵が水中にある岩などの表面に定着し、成長すると、まずこの形態になります。
この小さなイソギンチャクのようなものひとつひとつが、独立したポリプです。
とてもクラゲとは思えないような見た目ですね。
1ヶ月ほどでポリプから次の形態になりました。
クイズ!クラゲはどこにいるでしょう。
正解はここ!
難易度MAXの超難問でした。
これがポリプの次の形態「エフィラ」です。
とても小さいうえに動き回るので、写真を撮るのも大変です。
よくよく見ると、エサ用に入れたアルテミア(小型の甲殻類の一種)も写っていました。
親クラゲとは大きさが全然違いますが、与えているエサは同じなんです。
10円玉と比べると大きさが良くわかります。
ちっちゃー!
エフィラを大きな水槽に移して、飼育を続けます。
さらに1ヶ月ほどで、立派な稚クラゲに育ちました。
傘径は10~20㎜ほど。
まだまだ小さいですが、形はもう立派なクラゲです。
昨日から本館2階の稚クラゲ水槽で展示しています。
クラゲたちのこれからの成長をお楽しみに(^-^)
【魚類飼育課 小竹】