Author Archives: 三宅教平

 

先日、モモイロペリカンたちの

切羽(せっぱ)を行いました。

 

ペリカンは空を飛ぶのが得意な鳥。

羽根をそのままにしていると、

柵を飛び越えてどこかへ行ってしまうことも…。

そのため、定期的に羽根を少し切っています。

 

 

その様子がこちら。

 

力づくで押さえている!?ように見えますが

実はほとんど力を入れていません。

くちばしや足などのポイントを押さえることで、

少ない力で動きを制限することができます。

 

動物側も、人間側も、怪我をしないようにするために大切なことなんです。

 

 

翼を慎重に広げます。

黒い部分が風切羽(かざきりばね)。

ペリカンたちが風をとらえるのに使う羽根です。

 

 

伸びている羽根をハサミで切っていきます。

人間の爪や髪の毛を切るのと一緒で、痛みはありません。

 

 

切ったものがこちら。

 

 

そして、終わったら外へ。

 

 

羽根周りがスッキリしました!

 

イルカスタジアムに来た際は

是非ペリカンの羽根にも注目してみてください。

 

 

【海獣飼育課 荒木】

おたる水族館が管理する小樽市鰊御殿は、

雪囲いが外され 本日7日、今シーズンのオープンとなりました。

 

 

おたる水族館従業員の近隣施設の研修のため、鰊御殿を見学しました。

折角の機会なので、当時の服装を試着。

コスプレ?にチャレンジです。

 

服の上から試着できます。

 

「いき」ですねー。

 

すっかり馴染んでます?

 

鰊御殿では人気のこの体験!

皆さまにも是非体験していただきたいと思います。

 

オープン日は、あいにくの曇り空。

鰊御殿からの景色は、天気がよければ最高のロケーションなので、

今後紹介したいと思います。

 

【総務部 本間 宏信】

おたる水族館の遊園地「祝津マリンランド」のご紹介です。

 

ここは知る人ぞ知る、とっても楽しいスポット!

 

第一弾は「スカイライド」

 

 

お子様のはじける笑顔が撮影できます!

(モデルは大野木トレーナー、さすがの笑顔です)

 

 

たとえシャイなお子様でも、こんな感じの笑顔が撮影できます。

(モデルは新人獣医、岡本飼育員)

 

 

さらにこのまま1分乗り続ければ、

 

 

最高の笑顔が撮影できますよ!

 

【施設課スタッフ】

特別展示・グラスアートアクアリウムのお知らせです!

 

昨年も開催したこの企画。
大好評につき今年はバージョンアップして行います!

 

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地元・小樽のガラスアーティスト
KIM GLASS DESIGN 木村 直樹 氏 による、
魅力的なガラス作品と熱帯魚とのコラボ展示。

 

期間限定の美しい水槽を、この機会にぜひご覧ください!

 

・展示場所 本館1階展示水槽内
・展示期間 7月22日(金)~8月31日(水)

 

【魚類飼育課】

 

 

 

おまけ

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「甘いのかなぁ~?」

byチンアナゴ

先日、寿都町の漁師さんの船に乗せて頂き、魚を採集してきました。

 

 

 

おたる水族館では、魚類飼育課以外のメンバーも採集に参加します。

黄色のライフジャケットを着ているのが、海獣飼育課のホープ・加藤飼育員。

勢い良く、網を引いていて、頼もしいですね~。

 

 

が、・・・

何やらご様子が・・・。

 

 

 

鋭い視線で応援をしてくださる漁師さんと、オオセグロカモメの幼鳥。

おかげで乗り切れたようです。

 

そして網に入っていたのは、

ブリ!

 

ブリ!!

 

ブリ!!!

 

大量のブリを見ながら、自然の厳しさを体感しつつも、

自然の恵みに感動する加藤飼育員でした。

 

[魚類飼育課 三宅]

 

 

ソチオリンピックにちなんで、珍しい金色?のケムシカジカを展示します。

 

 

こちらがそのケムシカジカ↓

ケムシ1

 

 

普通のケムシカジカと比べて、どのくらい金色かというと・・・

 

ケムシ3

 

このくらい!

左の個体は砂利とすっかり同化してますね。

 

ケムシカジカには色彩変異が割と多く見られ、たまにこんな鮮やかな個体が採集できます。

 

 

このカジカにあやかって、目指せ金メダル!

(ご利益あるといいなあ。)

 

 

○展示期間 2月6日~2月28日(予定)

○展示場所 本館2階展示水槽内

 

 

【魚類飼育課 三宅】

北海道でキジハタが獲れました!

 

キジハタ

 

こちらがキジハタ。

 

本来は温帯の海に生息し、これまでの分布は青森県以南の日本各地とされていました。

ところが、このキジハタは日本海側の寿都町の沖合で11月中旬に定置網にかかったのです。

 

北海道でキジハタが獲れるのは初めてで、本種の北限記録になります。

 

 

このキジハタ、目がとても美しく、見る角度によって

キジハタ2

エメラルドグリーンや

 

キジハタ4

積丹ブルー?

 

にも見えることがありますよ(笑)。

 

 

○展示場所

本館1階 特別展コーナー内水槽

 

○展示期間

11月30日まで予定

 

 

・キジハタ

スズキ目ハタ科に属し(クエなどの仲間)青森県以南、朝鮮半島南部、中国、台湾に分布。

沿岸の岩礁域に生息します。

体全体にオレンジ色の斑点を持つのが特徴です。

北海道ではあまり馴染みがありませんが、本州では高級魚として扱われています。

 

 

【魚類飼育課 三宅】

 

 

今年も期間・人数限定で「おさかなスペシャルガイド」を行います。

 

 

事前にメールでお客様の見たい生き物(魚に限ります)を伺い、

可能な限りそれに沿って飼育係がオリジナルに内容を考える、まさにスペシャルなガイドツアーです。

 

水槽や解説板を見るだけでは分からない魚のスゴイところ、面白いところを発見できるかも!?

 

 

(内容例)

 

ミズダコをご希望の場合は、10kg級のタコと握手して吸盤の力強さを体感したり・・・

AF-SMOimZ

 

オオカミウオをご希望の場合は、意外となつっこく寄ってきて鋭い歯で餌を咥える様子を観察したり・・・

 

AF-Pv30xt

 

 

 

AF-2RkT4H

 

といった感じです。

 

 

【開催期間】
8月~11月までの第1・第3日曜日
【開催時間】
14:00~14:45の1回
【参加人数】
各回5名様
【参加費用】
無料(入館料のみ)
【応募方法】
メールでの事前予約のみとさせて頂きます
・参加希望日 ・参加者数 ・代表者名 ・参加者の年代 ・見たい生き物 をご記入の上、guidetour@otaru-aq.jp までご応募ください。
予約状況(先着5名様)によってはお断りさせていただく場合がございます。

なお予約状況はこちらのページをご覧下さい。

 

【注意事項】
・複数回申し込まれた際は、初めて参加されるお客様を優先させて頂きます。
・参加される方で見たい箇所が異なる場合は、参加者全員でそれぞれの場所を回ります。
・バックヤードは一部階段があり通路も狭いため、車椅子の方はツアーにはご参加いただけません。

 

 

 

【おさかなスペシャルガイド担当者】

アオウミガメ「太郎」が大きく成長したため、海のパノラマ水槽にお引越ししました。

 

「太郎」は2007年10月に道北の初山別村の海岸で保護された個体です。

保護当時から右の前肢は無く、両眼は閉じたままで身動きもほとんどありませんでした。

 

下の写真は当時の様子。

 

図1たろう

 

 

 

しかし「太郎」はあきらめることなく徐々に元気を取り戻し・・・

 

 

5年以上が経過し、すっかり大きく元気に育った太郎。

 

DSC_11021

 

保護当時4.8kgだった体重は、現在は約9倍の42.5kgに。

これまで飼育していた水槽では狭くなってきたため、総水量約400トンの海のパノラマ水槽へお引越しとなりました。

 

海のパノラマ水槽では新しい仲間も増え、お互い楽しそうにしています。

 

また人に興味があるのか、しょっちゅうガラス際にいてお客様と心の会話を楽しんでいますよ。

 

【魚類飼育課スタッフ一同】

 

6月1日から7月7日までの土日限定でタッチングイベントを行っています。

 

その名も「B級生物タッチング」。

ちなみに「B級」の「B」は「ビックリ」の「B」ということで・・・触っていただく生き物はこちらです↓

 

DSC_11281

「ユムシ」という普段は砂の中にすむ生き物。

 

北海道では「ルッツ」と呼び、これはアイヌ語の「ルッチ」(ミミズに似る)からきています。

ミミズには似るものの、分類学上はミミズ(環形動物門)とは異なるユムシ動物門に属します。

 

難しい説明はさておき、これを持っていると・・・

 

DSC_11311

 

伸びる・・・

 

DSC_11341

 

さらに伸びる・・・

 

DSC_11251

たまに水を出したりも・・・。

 

他にも粘液を出すなど不思議な行動を観察できますよ。

北海道の海にすんでいても、あまり知られていない生き物「ユムシ」。

この機会にぜひ体感してください。

 

ちなみにこんな標本も用意しています。

DSC_11161

 

・期間 6月1日~7月7日の土日のみ

・時間 1回目11:30  2回目14:00 (約10分間)

・場所 海のパノラマ水槽横

 

【魚類飼育課 三宅】

特別展「深海生物」で展示しているボウズイカ。

 

先日砂に潜るところを偶然撮影しました。

特に30秒以降の腕を器用に使うシーンは驚きです。

イカのイメージが変わるかもしれません(笑)

 

 

深海生物展は来週26日(日)で終了します。

 

まだの方はこの機会にぜひ!

 

【魚類飼育課 三宅】

 

 

 

深海生物展のタッチイベントがバージョンアップ。

オオグソクムシのタッチに加えて、昨日から

 

サケビクニンの

名称未設定-1

 

標本に

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

タッチ!

サケビクニン14

 

する事ができます!

 

生きたサケビクニンはデリケートなため触ることができませんが、標本でもこの寒天質の体を充分体感できますよ。

サケビクニン好きの皆さま、ぜひご参加ください。

 

○開催時間・回数   11:30  14:00 の2回 各回約10分間

○開催場所       本館1階 特別展会場内

 

【特別展検討委員会】

 

 

 

昨日の夕方から早朝にかけて、漁師さんの船に乗せて頂き、深海生物採集に出かけてきました。

 

テヅル

採集した生物はこちら↑

 

漁師さんのおかげで、すごく大漁。

種名が分からない生き物もいて、今後の調査が楽しみです。

 

 

今回の採集は我々飼育員にとっては荒れた海で苦労の連続。
普段食べる魚を獲ってくださる漁師さんの苦労とありがたさを、改めて実感してきました。

 

ただ漁師さんいわく 今日は最高のナギだった とのことでした…。

 

 

テズル2

 

おまけ
潜ってみたいなテズルモズルだらけの海(ストック水槽内の写真)

 

※採集した生き物は今後、開催中の特別展「深海生物」で展示します。

 

[魚類飼育課 三宅]