イルカのレスキュー

イルカのレスキュー

ごくまれに、イルカやクジラが海岸にうちあげられることがあります。 イルカの場合はアザラシ同様に赤ちゃんであることが多いのですが、完全な水中生活者であり、おっぱいを飲む期間がアザラシよりもっと長い(1年くらい)イルカの飼育やリハビリは非常に難しいです。
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海岸に打ち上げられてしまったイシイルカ。とても弱っています。
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こちらもイシイルカ。赤ちゃんです。カテーテルという管を使ってミルクを飲ませています。

クジラは、当然のことながらイルカより大きいです。ところでみなさん、イルカとクジラの違いってわかります? 単純ですが、大きさなんです。それも曖昧で、だいたい4~5mを境に小さいのがイルカ、大きいのがクジラです。
クジラの場合、打ち上げられているのを発見した時点でかなり衰弱しています。レスキューといっても、海に戻すことくらいです。それも、1人や2人では動きませんから船で引っ張ったりします。大きさが人間と違いすぎるので、ちょっとクジラが動いただけでふっとばされます。クジラのレスキューは大変危険が伴うので、専門的知識を持つ人がいなければ、むやみにさわったりしないようにしましょう。他の生き物でも同じですが、警察か、役場の水産課、そして水族館に連絡してください。
アザラシ同様に、治療の甲斐なく死んでしまったイルカやクジラも、研究をしている人々にとっては生態を知るうえでの貴重な資料になります。
海辺でイルカやクジラを発見したら、以下のアドレスまで!
irukakujira110
北海道いるか・くじら110番