日本全国で飼育されているセイウチは25頭です(2020年2月22日現在)。
セイウチは国内での出産例が少なく、このままだと高齢化が進み、
日本のセイウチの飼育展示は途絶えてしまいます。
そこで、全国の水族館がお互いに協力しあい、
次世代へ命をつなぐ活動が広がりつつあります。
そんな中、おたる水族館では、横浜・八景島シーパラダイスと協力し、
繁殖に取り組むことにいたしました。
繁殖期(セイウチの繁殖期は2月~4月)限定で八景島のメス(名前:アコ 推定18歳)
を小樽へ移動し、小樽のオス(名前:ウチオ 推定30歳)と同居させています。
このような試みをブリーディングローン(繁殖のための貸借)といいます。
繁殖期終了後メスは八景島に帰ります。
私たちはこの試みが成功し元気な赤ちゃんが誕生することを期待しています。
水族館の新たな試みを見守っていただければと思います。
横浜・八景島シーパラダイス おたる水族館
アコ メス 推定18歳 ウチオ オス 推定30歳